【ユートピア】の産物
部室に戻り、僕を辱めたかの悪漢を討つ為の装備を整えた。
何度でも言うが、僕はIQ8101919114514の大天才なので、発明品は大量に持ってきたし、応用もできる、cleverで硬派な、人間を超越した頭脳を持つので、この程度の問題は何の足枷にもならない。
僕は、かつて豊かなスマホライフを、通称【ユートピア計画】を企ててさまざまなノールックツールを開発した。
具体的に言うと、
汗蒸散マスク、
超小型エアコン付きスーツ(服の中にも着れる優れもの)、
バスでの転倒を防ぐ、ジャイロシューズ、
暗度マックスのスマホを見る用の、フィルムレンズ、
書き出したらキリが無い。
それらをエアコンスーツに編み込んで、一着のスパイダーマンとアイアンマンを足して二で割ったみたいな装備を作り上げた。さっそく着る。
重い。
僕としたことが、部室に篭りっきりで衰弱した肉体の許容重量範囲を想定せずに編み込みすぎてしまった。
それに、ドーパミンエネルギーが無いと僕も装備も役に立たない。
後者はすぐに解決した。何故なら僕は——。(省略)
◇
スーツの真ん中に小型化されたドーパミン・リアクターをつけた。
いわば心臓だ。
ど真ん中に付けたせいで、またアイアンマン味が増してしまった。しかし、この荒廃した世界には、著作権なんて考えている暇は無い(ダメです)。
地獄の肉体労働が僕を待っていた。筋トレ自体は嫌いでは無い。しかし、僕は天才であると同時に重度のドパガキなので、耐えられるかはシュレディンガーの猫だ。
※シュレディンガーの猫…箱の中の猫が、箱を開けるまで生死がわからない為、どちらの可能性もあると言う事。




