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ハラビロ




どこに目を向けても巨大なアリや蜘蛛がいて回りの人を襲っている。



安藤さんや蓮さん達が銃を撃って戦っている。




俺はバットを取り出して向かってきたアリを一匹潰す。




「う、撃てない……た、助けて、」




一人の隊員が銃を撃てなくなってアリに殺されそうになっている。




隊員に噛みつこうと顎を開いたアリの頭を打ち上げる。



アリの頭は胴体からちぎれて明後日の方向へ飛んでいった。




「あんた、武器が使えないなら皆を避難させてやってくれ」




少し上から目線かと思ったが、「分かった」とすぐに立ち上がって避難の誘導にいった。




俺はバットを握りしめ、怪物共の群れに突撃して、一匹ずつ殺していった。




倒すことに慣れてしまったのだろうか、最初ほど疲れなくなってきた。




一匹、また一匹潰す。頭を潰し、内蔵を破壊して、胴体をちぎる。




これだけの数だ、ほとんどの人は助かっていないだろう。だが、数が少なくなってきた。後少しだ。




最後の一匹を倒した。気を抜きそうになるが、また地響きが起きた。




「今度は何なんだ……」




蓮さんがうんざりしたように呟く。




轟音と強烈な揺れで公民館自体がガタガタと震える。もう耐えられなくなっているのだろう。




一際大きい音と共に何かの生き物の腕が飛び出てきた。




飛び出た腕はギザギザのトゲがついていて、獲物をとらえるためのものだというのがよくわかる。




続いて頭が飛び出す。左右についた巨大で、ギョロッとこちらを見据える目玉。



それは、カマキリにひどく似ている。




腕や顔が赤黒くなっていて、よく見た緑色ではないが、両腕の鎌がそれを意識させる。



まだ、ここからは逃げれないようだ。

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