急襲
「とりあえず、こんなもんかな」
魏に戻ってきた勝利は、とりあえず仲間集めがひと段落ついたことを報告した。
「他にもいるんだろうけど…見つけることなんてできないしな」
とりあえず、王進、林冲を仲間にできただけでも良かった。
「後は、兵の調練ね…。精強な兵にしておかないと」
一週間後。歩兵の調練をしているところで、いきなり敵に囲まれた。
「…!?こいつら、項羽の軍勢か?どこから現れた!?」
1000人くらいの部隊だった。
「…」
全員無言で、しかも気配を消して近づいてくる。
「恐れるな!2人で1人にかかれ!相手を倒そうと無理には行動するな!」
言いながら、兵に斬りかかる。敵の首が、一気に飛ぶ。
しかし、調練中の兵300と勝利では、流石にどうにもならなかった。
「まとまって、撤退!とりあえず近くの村に逃げ込んで、守兵と一緒に戦うぞ!」
近くの町に逃げていくが、追撃に追いつかれる。勝利が殿を務めながら、這々の体で街へ駆け込んだ。
1人、曹操の元へ伝令を送った。
守兵300と、調練中の300。それで、謎の軍1000を相手にしなければならなかった。
勝利は、防御の陣を組んだ。
「味方の援軍が来るまで、なんとか持ちこたえるぞ。決して前にでるな!陣に引き込んで、有利な状況で戦え!」
敵とぶつかる。敵は短い剣を持っている。暗殺用の部隊なのかもしれない。
勝利は、押されている部分へ駆け込んで、押し返すことに尽力していた。動き回っていた。
「くそ、数が多すぎる…!」
最悪の場合、村を放棄して逃げなければならない。あるいは、全滅することも考えられる。
自分の陣が崩壊していく寸前、謎の圧力が敵陣を襲った。
「…?」
敵の陣が、割られていた。黒色の具足を纏った騎馬隊と、蒼色の具足を纏った騎馬隊が、縦横無尽に敵陣を駆け回っていた。
「豹子頭林冲、参上!援軍に参った!」
「趙雲子龍、参上!同じく、援軍に参った!」
林冲の騎馬隊は黒色の具足で、趙雲の騎馬隊は蒼色の具足で、統一されていた。
一瞬目を奪われたが、勝利はすぐに味方を鼓舞した。
「援軍が来たぞ!この戦、勝ちだ!やられた分、やり返してやれ!」
勝利の軍も、前に出た。敵はすぐに壊滅していき、立っているものは誰もいなくなった。
「すまない。助かった」
「たまたま近くで調練していたのでな」
犠牲は、調練中の兵士180、守兵120だった。
「くそ、もっと警戒していれば…」
「仕方があるまい。いきなり現れたのだ。それより、もう敵の進行は始まっているということかな」
「そうかもしれない…」
これからの事を話すために、曹操のところへ向かおうとした。
「勝利殿!大変です!」
いきなり、3人の人間が飛び込んで来た。見てみると、于禁、楽進、李典の3人組だった。
「どうかしたか?」
「それが、突然謎の軍勢が現れて…!洛陽が、攻められています!
「…!?」
本命は、洛陽だった。勝利は、自分が時間を稼がれた事を確信した。
「お前ら、歩兵ををまとめてこい!俺は先に行く!林冲、趙雲!部隊と一緒に来てくれ!」
勝利は急いで、洛陽へ向かった。
東京へ行ってました。遅れてごめんなさい




