不穏
勝利が入った劉備軍は、またたくまに蜀を統一していった。
「長かったけど…、なんとかなったな」
「いえ、むしろ短い方ですよ!?この短期間で、よくここまで抑えれたなって思います…」
孔明が驚く。
「南の方も、孫策・孫権姉妹が一瞬で制圧したみたいだな。よし、孔明。俺らで話しに行かないか?」
「そうですね…。曹・劉・孫の体勢が決まったわけですから、争いを終えるにはそれが良いと思います!」
全員、天下の統一は狙っていたが、目的は民のためであった。これからは、魏・呉・蜀が協力して一緒に国を治めていくのが良いだろう。
「よし。じゃあ、劉備からは関羽と孔明、そして曹操からは俺で、孫策、孫権に会いに行こう」
部隊を決めて、向かった。
暗かった。なにか、雰囲気が。
呉の領土に入った瞬間、勝利はそう思った。
「騒いでる人がいないな…何か喪に服してるのか?」
「そうかもしれないです…」
向こうから騎馬が100ほど向かってきた。
「怪しいやつらめ!名乗れ!」
敵意が剥き出している。
「!?俺たちは、魏からやってきた勝利と…」
「蜀からやってきた、関羽、孔明です。どうかしたのですか」
隊長らしき人が剣を降ろす。
「そうか、すまない。私は、周瑜。無礼をお詫びする」
孔明の背中がピンと張る
「周瑜さんといえば、孫策軍の軍師じゃないですか!どうかされたのですか?」
孫策。そう聞いた瞬間、周瑜は泣きそうになった。
「…申し訳ないが、まだ仕事がある。孫権様のところへ、向かってくれ…」
言って、駆けて行った。
「なにかあったのか…?」
勝利達は急いで、孫権の元へ向かった。




