表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/57

決着

「うまくいった!敵の兵糧を焼いたぞ!」

曹操に報告した。

「よくやったわ!私たちの勝ちね!」

遠くの、袁紹の本陣が撤退して行く。

「よし、追撃するぞ!」

夏侯惇が馬に乗り始める。

「まあ待て、夏侯惇。追撃しても、そこまで得なことはない。これから先、どうせ袁紹の力は落ちて来る。各地で反乱とかも起きてな。あとは、待ってるだけで良いんだ」

勝った。長かった。これで、曹操の覇権は絶対になる。

「…勝利。こいつ、どうする?」

誰かが捉えられていた。

「だれだ?」

「…張郃。捕縛した。頑張った」

よく見ると、呂布も少し傷を負っている。張郃、そこそこできるようだ。

「私の命はどうなってもいい。部隊の命だけは、助けてくれ」

良将を、むざむざ殺させる気はなかった。

「張郃。降伏しないか?優秀な将を、殺したくはない」

縄を解いた。

「な…!」

「降伏しないのなら、去れ。殺す気はない」

「…一つ。お前、異世界から来たというのは本当か?」

張郃は、鎧を脱ぎ始める。サラシを巻いていたが、虎の絵が書いてあるのがみえた。

「…刺青…?」

「本当だったか。…私も、異世界からきたんだ。お前の軍に降ろう。…ひと段落ついてから、ゆっくり話そう」

三人目。他にもいると思っていたが、勝利は驚きを隠せなかった。


夜。勝利の部屋に、張郃と貂蝉が入ってきた。

「勝利。この人は?」

「こいつは貂蝉。同じ、異世界の人間だ」

「まさか、まだ他にもいたなんて…」

話を聞く限り、やはり同じ時代らしい。

「しかし、なんでお前呂布とそこそこ戦えたんだ?」

勝利が自分のことを棚に上げ、疑問を投げかける。

「私の家は…、まあ、刺青からもわかると思うが、そういうところなんだ。昔から薙刀を鍛えていて、それが役に立った感じだ。…むしろ、なんでお前はそんな強いんだ?」

「まあ、それはおいおいな。…それにしても、異世界に行く条件とかってあるのか…?」

誰も分からない。突然きていたらしい。

「そういや、私を異世界からきたって見破った奴がいた。そいつが、劉備を人質に取ればいいって教えてくれた」

「だれだ?」

「たしか…左慈、というやつだ」

そうか。この戦いの陰でも、あいつが暗躍していたのか。

「とりあえず、左慈に聞くしか手がかりないなぁ。」

暗い話はそこで終わりにして、地元の話をして、懐かしさを感じるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ