暗殺
「曹操様!これを見てください!」
陳宮軍を倒したあと、後始末の話を曹操と勝利がしているところに、突然、書状を持った女子がやってきた。
「あら。荀彧じゃない。どうしたの?」
そうとう頭が良さそうだった。
「袁紹が、曹操様討伐の準備を進めているようです。劉備殿から送られてきました。」
劉備は、自領に戻って、復興をしていた。関羽だけが、まだ曹操軍のところへいる。
「なるほど。ついに、袁紹が動いたか」
「勝利。どうするの。袁紹を倒す力は、まだ私たちにはないわ」
「まあ、暫く待つしかないな。袁紹側につくのが誰か、見とくことにとどめよう」
そこでとりあえず話は終わった。
夜、曹操の部屋に招かれた。
「なんで呼ばれたか、わかってるわよね?」
勝利には見当がつかない。
「すまん、わからん」
「呂布のことよ!」
機嫌の悪さが一気に最高潮になった。
「あれは、幻術から戻すためだって言っただろ!大体、なんで怒るんだ!?」
「あんた、まだ分かってないの!?うう…」
いきなり曹操が顔を近づけてくる。
頭を抑えられ、無理矢理、キスをされた。
「これで分かった!?鈍すぎるのよあんた!」
「え…あ…」
いつも快活な勝利でも、流石にたじろいでいる。
「好きなの!あんたのことが!毎回一人で突っ込んでいって、心配をかけさせて、それでも戻ってくるあんたが!」
やっと、現実に戻った勝利は、曹操を強く抱きしめる。
「ありがとう。曹操」
「私は、自分だけを愛してなんて心の狭いことは言わないわ。でも、私を1番に扱ってくれなきゃだめ。1番近くにいるのは、私。わかった?」
今度は勝利から、キスをする。
「ああ。曹操、俺は異世界から来たんだ。いついなくなるか、わからない。それでも良いのか?」
「なによ、それ…。ダメに決まってるじゃない。いなくならないで。絶対」
「…分かった。絶対この世界に止まるようにする」
「約束だからね」
もう一度、キスをする。どっちからかは、分からなかった。
そうして数十分後。
「何者!?ここは通しません!」
「くそー、良いとこだったのに!」
いきなり、護衛の典韋・許褚の大声と、戦闘の音が聞こえて来た。
天井の一部分が崩壊した。縄から人が次々と降りてきた。
「曹操、覚悟!」
どうやら、典韋達と戦っているのは、囮だったらしい。
暗殺者は、曹操に近づくことすらできなかった。
「運が悪すぎだろ…」
勝利が素手で敵を倒していく。勝利がたまたま曹操の部屋にいたことが運の尽きだった。
曹操はなにも喋らない。ただ、怒りが頂点に達していることは雰囲気からわかった。
爆発した。
「許せないわ!勝利、こいつらに生きたことを後悔させなさい!」
流石に勝利はいたぶる趣味はなかった。普通に倒していく。
「あーもう!なんで邪魔が入るのよ!袁紹、許さないわ!」
敵は全員倒れ、打倒・袁紹に燃え始めるのであった。




