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幻術
呂布が指揮している軍は強かった。劉備軍と互角である。曹操も袁紹から兵を借りているものの、呂布に突っ込まれたら瓦解する。
「…」
呂布は無表情で突っ込んでくる。勝利が立ち向かう。
「呂布!」
声をかけても表情は崩れない。うまく呂布のことを捕縛することは困難だった。勝利は唯一呂布と互角以上に戦えるが、呂布を殺す勢いで戦わなければ負けてしまう。
そして、勝利が呂布と戦ってる間に、他の軍は張遼軍によって攻められる。張遼も相当優秀な将軍のようで、こちらは防戦一方となる。
呂布は個人の力が傑出しており、張遼は個人の力もかなりのものだが、騎馬隊を自分の手足のように自在に動かす。
こちらにも関羽や張飛がいるので、負け戦とはなっていないが、ジリ貧となっていた。
一旦撤退し、軍議を開く。
「ここまで持ちこたえてるのは、正直劉備たちのおかげが大きい。しかしこのままじゃ押されていくな」
「勝利!何かいい方法はないの?」
「幻術がどういうものなのかわからないから、なんとも…」
「そんなこと、幻術をかけられた者でないとわからないからな…」
そこで勝利が作戦を思いつく。
「まてよ!夏侯淵、それだ!これならなんとかなるかもしれない。」
呂布をどうにかできるかは、その作戦にかかっていた。




