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企業戦士戦線(コーポレート・ウォーフェア)  作者: 凡夫 成


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73/105

第73話 企業戦士、総帥。

本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。

商談は戦闘。契約は勝敗。

その結果は株価として市場に反映されます。

現場、会議、市場——すべてが戦場です。

気軽に読んでいただければ嬉しいです。


北海道。


光戦線。


アレクセイ・ルクス。


《極光》


なおも健在。


対する日本側。


限界が近かった。


雷堂ジン。


全身火傷。


膝をつく。


それでも笑う。


「ちくしょう……」


「速すぎんだろ」


アレクセイ。


指を向ける。


光。


ドォォォォ!!


雷堂。


吹き飛ぶ。


戦闘不能。


水瀬アオイ。


巨大水幕展開。


乱反射。


極光を封じる。


だが。


アレクセイ。


静かに言う。


「良い能力だ」


次の瞬間。


レーザー。


水を貫通。


ドォォォォ!!


水瀬。


吹き飛ぶ。


倒れる。


意識が遠のく。


最後に思い浮かぶのは。


ルナの顔。


水瀬。


小さく笑う。


「怒られるな……」


戦闘不能。


続いて。


風見カエデ。


前へ出る。


《風神》


全開。


暴風。


吹雪。


気流。


全てを支配する。


風見。


笑う。


「風は自由だ」


アレクセイ。


「そうか」


光。


閃く。


風見。


避ける。


さらに避ける。


さらに避ける。


だが。


三発目。


肩を貫く。


風見。


膝をつく。


それでも笑う。


「だから」


一拍。


「捕まらないよ」


風に溶けるように後退。


戦闘不能。


そして。


ミツキ。


植物の鎧。


《ドライアドアーマー》


再起動。


巨大樹木。


巨大蔦。


毒。


全部使う。


アレクセイ。


全て切断。


突破。


ドォォォォ!!


ミツキ。


吹き飛ぶ。


時任。


「ミツキ!」


ミツキ。


血を吐きながら笑う。


「後は任せた」


戦闘不能。


そして。


北海道。


静寂。


立っているのは。


二人だけ。


時任明。


アレクセイ・ルクス。


アレクセイ。


笑う。


「ようやくか」


時任。


肩の傷を押さえる。


「長かったな」


《時間減速》


発動。


世界が遅くなる。


アレクセイ。


《極光》


最大出力。


光。


時間。


激突。


ドォォォォォォォ!!


北海道が揺れる。


その瞬間。


通信。


風見。


目を見開く。


「……社長?」


雷堂。


倒れたまま笑う。


「マジかよ」


水瀬。


薄く目を開く。


「帝央か……」


吹雪。


雪原。


ゆっくり歩いてくる男。


時任三郎。


帝央総帥。


アレクセイ。


初めて表情が変わる。


「貴様か」


時任三郎。


静かに前を見る。


「少し遅れた」


風見。


苦笑する。


「遅いですよ社長」


雷堂。


「今さらかよ」


水瀬。


「帝央はいつも遅い」


三郎。


「生きているなら問題ない」


水瀬。


「ブラック企業だな……」


三郎。


無視。


そのまま前へ出る。


時任明。


三郎を見る。


そして言う。


「帝央の社長が何しに来た」


三郎。


即答。


「北海道を守りに来た」


時任。


「東都の仕事だ」


三郎。


「日本の仕事だ」


静寂。


アレクセイ。


少し笑う。


「企業の垣根を越えるか」


三郎。


「利益になるのでな」


時任。


「嘘つけ」


三郎。


わずかに口元が上がる。


「そうかもしれん」


北海道。


吹雪。


光。


そして。


二人の時任。


東都の時任明。


帝央の時任三郎。


アレクセイ。


初めて本気で構える。


「面白い」


雪が舞う。


光が集まる。


時が歪む。


企業戦争。


北海道決戦。


ついに。


最終局面へ突入する。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、

情報戦なども含めて描いていきます。

少しでも面白いと感じていただけたら、

ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。

今後ともよろしくお願いします。

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