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企業戦士戦線(コーポレート・ウォーフェア)  作者: 凡夫 成


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72/105

第72話 企業戦士、現場。

本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。

商談は戦闘。契約は勝敗。

その結果は株価として市場に反映されます。

現場、会議、市場——すべてが戦場です。

気軽に読んでいただければ嬉しいです。


北海道。


二つの戦場。


光戦線。


氷戦線。


勝敗を決める戦いが続いていた。


――――――――――


光戦線。


アレクセイ・ルクス。


《極光》


対する。


時任明。


ミツキ。


水瀬アオイ。


雷堂ジン。


日本側優勢。


そう見えていた。


ミツキ。


《森界創造》


全開。


巨大樹木。


巨大蔦。


ドライアド軍団。


北海道を森へ変える。


アレクセイ。


光を放つ。


樹木が消える。


だが。


次の瞬間には再生。


ミツキ。


笑う。


「植物の生命力なめんな」


アレクセイ。


少し笑う。


「素晴らしい」


だが。


その目は笑っていない。


時任。


嫌な予感。


《時間減速》


発動。


勝ち筋を探す。


しかし。


見えない。


その瞬間。


アレクセイ。


消える。


ミツキ。


「え?」


ドォォォォォ!!


光。


肩を貫通。


ミツキ。


吹き飛ぶ。


樹木へ激突。


時任。


「ミツキ!!」


水瀬。


「クソッ!」


雷堂。


雷撃。


連射。


だが。


アレクセイ。


避ける。


笑う。


「まず一人」


戦況。


少しずつ。


少しずつ。


光のペースへ変わっていく。


――――――――――


氷戦線。


イヴァン。


《氷帝装》


全開。


岡田。


海北。


ルナ。


三人。


総攻撃。


海北。


《海圧》


発動。


圧力一点集中。


氷帝装。


軋む。


ルナ。


《地盤支配》


発動。


巨大な土の腕。


拘束。


岡田。


拳。


叩き込む。


ドォォォォ!!


だが。


砕けない。


イヴァン。


無表情。


氷拳。


ドォォォォ!!


海北。


吹き飛ぶ。


吐血。


ルナ。


氷柱直撃。


転倒。


戦闘不能。


岡田。


一人。


残る。


息を切らす。


「化け物かよ」


イヴァン。


静かに答える。


「終わりだ」


その時。


吹雪の向こう。


足音。


岡田。


振り向く。


「お前……」


安間司。


重傷。


顔色も悪い。


それでも。


歩いてくる。


岡田。


笑う。


「寝てろ」


安間。


「あなた一人では勝てません」


岡田。


「知ってる」


安間。


少し笑う。


「なら話は早い」


二人。


並ぶ。


帝央常務。


東都の現場最強。


再び共闘。


――――――――――


最後の作戦。


時任。


通信。


「海北!」


海北。


血を吐きながら笑う。


「まだやれる」


時任。


「ルナ!」


ルナ。


倒れながら親指を立てる。


「一発だけだ」


安間。


《防衛領域》


収束。


広範囲防御ではない。


一点集中。


イヴァン。


わずかに動きが止まる。


海北。


最後の《海圧》。


ルナ。


最後の拘束。


土。


海圧。


防衛領域。


全て。


一点。


氷帝装の左胸へ。


時任。


叫ぶ。


「そこだ!!」


岡田。


突撃。


全力。


イヴァン。


迎撃。


氷刃。


振り下ろす。


ドォォォォォ!!


岡田の右腕。


凍結。


亀裂。


砕ける。


海北。


絶叫。


「岡田ァァ!!」


ルナ。


歯を食いしばる。


だが。


岡田。


笑う。


「現場なめんな」


左拳。


振りかぶる。


そして。


叩き込む。


ドォォォォォォォォォン!!


直撃。


氷帝装。


崩壊。


氷。


砕ける。


雪。


吹き飛ぶ。


イヴァン。


初めて。


膝をつく。


岡田。


肩で息をする。


イヴァン。


岡田を見る。


しばらく沈黙。


そして。


小さく呟く。


「強い」


岡田。


血だらけで笑う。


「だろ?」


イヴァン。


静かに倒れる。


《氷帝装》


消滅。


北海道。


氷結停止。


日本側。


歓声。


海北。


拳を上げる。


ルナ。


倒れたまま笑う。


安間。


目を閉じる。


そして。


岡田。


空を見上げる。


「勝ったぞ」


――――――――――


だが。


光戦線。


アレクセイ。


まだ立っている。


ミツキ重傷。


水瀬消耗。


雷堂消耗。


時任。


通信を受ける。


海北。


『勝ったぞ!!』


時任。


小さく笑う。


「そうか」


だが。


視線の先。


アレクセイ。


無傷。


アレクセイ。


笑う。


「良い仲間だ」


時任。


目を細める。


そして。


静かに答える。


「だろ?」


北海道。


吹雪は止み始めた。


だが。


最強の光は。


まだ消えていなかった。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、

情報戦なども含めて描いていきます。

少しでも面白いと感じていただけたら、

ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。

今後ともよろしくお願いします。

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