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企業戦士戦線(コーポレート・ウォーフェア)  作者: 凡夫 成


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59/71

第59話 企業戦士、北方会談。

本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。

商談は戦闘。契約は勝敗。

その結果は株価として市場に反映されます。

現場、会議、市場——すべてが戦場です。

気軽に読んでいただければ嬉しいです。


新潟。


日本海。


東海港湾建設。


港。


空気が重かった。


海北。


双眼鏡を下ろす。


遠く。


巨大船団。


灰色の船体。


ルスカ船籍。


海北。


「増えたな……」


その横。


時任 明。


ミツキ。


鳥羽ユウト。


鳥羽。


「あれ全部……?」


海北。


「ああ」


「ルスカ北洋企業群だ」


巨大タンカー。


資源輸送船。


砕氷船。


そして——


護衛船。


時任。


目を細める。


「企業船団って感じじゃねぇな」


海北。


酒も煙草も無し。


珍しく真顔。


「あいつらは国家と企業の境界がねぇ」


「国そのものだ」


その時。


港へ高級車。


黒塗り。


帝央。


降りてくる。


最初に。


風見カエデ。


「寒っ」


雷堂ジン。


「北ってマジ嫌い」


水瀬アオイ。


港を見る。


「へぇ〜、いい港」


そして——


土岐ルナ。


港を見た瞬間。


空気が変わる。


「……いい地盤してんじゃん」


海北。


ニヤッと笑う。


「分かるか」


ルナ。


「そりゃ土木屋だからな」


最後。


時任三郎。


帝央社長。


そして——


安間司。


帝央常務。


港湾空気が張り詰める。


東海港湾社員たち。


ざわつく。


「あれが帝央……」


「六部長……」


「安間常務……」


鳥羽、小声。


「なんかラスボス集団来た……」


ミツキ。


「まぁだいたい合ってる」


東都側。


鷹名 恒一も到着。


東都。


帝央。


東海港湾。


三社共同会議。


会議室。


巨大モニター。


北方海域。


ルスカ企業群。


航路。


資源ライン。


全部映る。


海北。


「最近、ルスカが北方航路へ圧力をかけ始めた」


風見。


「物流支配か」


雷堂。


「面倒くせぇ」


水瀬。


「でも海止められたら、日本かなり痛いよ?」


鷹名。


静かに資料を見る。


「東都単独では厳しい」


その瞬間。


会議室。


少し空気変わる。


帝央側。


笑う。


炎城レオ。


「つまり協力しろって?」


鷹名。


「必要ならな」


ルナ。


ニヤッと笑う。


「東都が頭下げるとか珍し」


時任。


「感じ悪ぃな帝央」


雷堂。


「実際そうだろ?」


空気悪化。


鳥羽。


胃が痛そう。


海北。


突然笑う。


「ははは!!」


全員見る。


海北。


豪快に笑う。


「いいじゃねぇか」


「若ぇ会社同士って感じだ」


三郎。


静かに海を見る。


「……ルスカは強い」


一同、静まる。


三郎。


「日本企業同士で潰し合ってる場合ではない」


安間。


静かに続ける。


「北方物流が止まれば、日本市場にも影響します」


真面目な空気。


だが。


炎城。


ニヤッと笑う。


「共闘ねぇ……」


ルナ。


時任を見る。


「ま、現場はお前らとやる方が面白そうだけどな」


時任。


少し笑う。


「そりゃどうも」


その時。


鳥羽。


空を見る。


「……来る」


一同。


外へ。


港。


空。


巨大影。


ルスカの大型輸送ヘリ。


低空飛行。


港湾社員たち。


ざわつく。


風。


雪。


そして——


ヘリ側面。


紋章。


《ルスカ北洋企業群》


三郎。


静かに見る。


「始まったな」


ナレーション。


海。


物流。


資源。


国家。


企業。


北の海で、


新たな企業戦争が始まろうとしていた。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、

情報戦なども含めて描いていきます。

少しでも面白いと感じていただけたら、

ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。

今後ともよろしくお願いします。

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