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企業戦士戦線(コーポレート・ウォーフェア)  作者: 凡夫 成


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57/71

第57話 企業戦士、海へ。

本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。

商談は戦闘。契約は勝敗。

その結果は株価として市場に反映されます。

現場、会議、市場——すべてが戦場です。

気軽に読んでいただければ嬉しいです。


東京。


戦いは終わった。


海外ファンド。


東都本社襲撃。


帝央本社防衛戦。


日本市場防衛。


企業戦士たちは、


それぞれの“戦後処理”へ入っていた。


帝央本社。


大会議室。


大型モニター。


市場情報。


海外ニュース。


アフリカインフラ事業。


すべてが映る。


そして——


株価。


《帝央HD》


15,200円



18,460円


会議室。


少しざわつく。


雷堂ジン。


「爆上がりじゃねぇか」


風見カエデ。


「アフリカ成功と海外ファンド対応が大きいね」


炎城レオ。


椅子に座り笑う。


「燃えたなぁ今回は」


水瀬アオイ。


缶コーヒーを飲みながら。


「まぁ、港押さえたのはデカいよね」


土岐ルナ。


「だから言ったろ」


「土木は国を握るって」


その奥。


白瀬。


静かに資料を見る。


「アフリカ港湾事業の評価が想定以上です」


水城。


「世論誘導も成功した」


帝央。


完全勝利ムード。


その時。


会議室の扉。


開く。


静寂。


時任三郎。


帝央社長。


そして——


安間司。


帝央常務。


二人が入った瞬間。


空気そのものが張り詰める。


六部長ですら黙る。


三郎。


市場モニターを見る。


「……まだだ」


低い声。


「海外ファンドは終わっていない」


「次が来る」


炎城。


笑みを消す。


風見。


静かにモニターを見る。


三郎。


「勝った企業は狙われる」


一拍。


「帝央もな」


安間。


静かに口を開く。


「防衛体制は維持します」


「本社防衛ラインも再構築済みです」


雷堂。


「相変わらず仕事早ぇ……」


安間。


「仕事ですから」


静かな化け物。


帝央社員の噂。


“六部長は災害”


“安間常務は帝央そのもの”


その頃。


東都本社。


こちらは静かだった。


被害報告。


復旧状況。


市場推移。


モニター。


《東都HD》


10,840円



10,210円


沈黙。


篠宮。


「守ったのに……」


黒崎。


「市場は厳しいですね」


吉原。


「世知辛〜」


南野。


苦笑い。


真壁 恒一郎。


市場モニターを見る。


「感情は、防衛だけでは燃えません」


アヤ。


拳に湿布。


キーボードを片手打ちしている。


「不便です」


機島。


「いやまず病院行ってください」


鳩山。


包帯姿で笑う。


「秘書室強すぎだろ」


その時。


会議室の扉。


開く。


鷹名 恒一。


東都社長。


静かに入ってくる。


空気が変わる。


鷹名。


モニターを見る。


「……市場は正直だ」


一同、静まる。


鷹名。


「守るだけでは、株は上がらない」


その言葉。


重かった。


だが。


次の瞬間。


モニター切替。


《東海港湾建設》


新潟。


港湾。


海洋土木。


東都同盟企業。


時任。


「海洋土木……?」


鷹名。


「海外ファンド戦で分かった」


「これからは“海”だ」


モニター。


新潟港。


物流。


海上輸送。


北方航路。


さらに。


海底資源開発予測。


鷹名。


「東都は海へ出る」


会議室。


空気が変わる。


ミツキ。


興味深そうに笑う。


「面白そうじゃん」


鷹名。


「東海港湾建設との共同事業へ入る」


「担当は」


時任を見る。


「時任 明」


続けて。


「柏木ミツキ」


そして——


会議室後方。


若い社員。


立ち上がる。


「は、はい!!」


新人企業戦士。


鳥羽ユウト。


少し緊張した顔。


時任。


「新人?」


鳥羽。


「今年入社です!!」


ミツキ。


ニヤッと笑う。


「潰れんなよ?」


鳥羽、青ざめる。


その時。


背中。


羽。


風。


次の瞬間。


鳥へ変化。


窓際へ飛ぶ。


時任。


「おお……」


鳥羽。


能力解除。


戻る。


《渡り鳥》


鳥化能力。


偵察。


長距離飛行。


上空索敵。


海洋監視向き。


時任。


少し笑う。


「海に空か」


ミツキ。


「悪くないチームじゃん」


その頃。


新潟。


日本海。


巨大港湾。


コンテナ。


クレーン。


そして——


東海港湾建設。


最上階。


窓際。


一人の男。


海を見る。


「……東都か」


机。


古い写真。


港。


雪。


そして。


“北”。


男。


静かに笑う。


「面白くなりそうだ」


ナレーション。


市場を守った企業戦士たちは、


次なる戦場へ向かう。


海。


物流。


エネルギー。


そして——


北方防衛戦。


新たな企業戦争が、


静かに始まろうとしていた。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、

情報戦なども含めて描いていきます。

少しでも面白いと感じていただけたら、

ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。

今後ともよろしくお願いします。

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