第56話 企業戦士、時任。
本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。
商談は戦闘。契約は勝敗。
その結果は株価として市場に反映されます。
現場、会議、市場——すべてが戦場です。
気軽に読んでいただければ嬉しいです。
帝央本社。
警報。
赤いランプ。
だが——
本社は落ちていなかった。
海外戦闘部隊。
重武装。
企業戦士。
完全武装の突撃。
「突破しろ!!」
「帝央本社を落とせ!!」
その瞬間。
空間が歪む。
銃弾。
止まる。
ナイフ。
逸れる。
敵兵。
自分たち同士で衝突。
「なっ——!?」
「空間が……!」
その中央。
安間 司。
静かに立っている。
《防衛領域》
周囲空間そのものを防衛要塞化する。
侵入。
攻撃。
移動。
すべてを“拒絶”する。
安間。
静かに前を見る。
「ここは帝央本社です」
一歩。
敵が空間転移。
後方へ吹き飛ばされる。
「通行は禁止されています」
敵企業戦士。
怒号。
「化け物か……!」
その横。
神楽坂 綾。
静かに歩く。
敵兵突撃。
だが。
体勢。
重心。
流れ。
全部ズレる。
敵同士が激突。
綾
「慌てすぎです」
安間。
綾。
帝央本社。
完全防衛。
炎城レオ。
その様子を見て笑う。
「相変わらず守りは最強だな」
雷堂ジン。
「攻めてぇ……」
風見カエデ。
「アンタは少し黙って」
その頃。
東都本社近く。
夜。
時任 明。
時任レオン。
クロード。
静かな空気。
時任
「……で?」
「何がしたい」
レオン。
静かに見る。
「君を知りたい」
時任
「ナンパか?」
クロード、少し吹き出す。
レオンも小さく笑う。
だが次の瞬間。
空気が変わる。
レオン。
未来感情を見る。
時任。
世界を遅くする。
時間。
呼吸。
光。
すべてが緩慢。
時任、一歩。
高速接近。
だが。
レオン。
避ける。
時任、止まる。
「……読んだ?」
レオン
「感じた」
一拍。
「君は、“今”を極限まで見る」
時任。
目を細める。
レオン。
「私は、その先を見る」
未来。
感情。
恐怖。
怒り。
欲望。
レオンには流れ込んでくる。
時任、拳。
レオン。
最小動作で回避。
クロード、静かに見る。
「……興味深い」
時任。
世界をさらに遅くする。
停止に近い。
風。
音。
完全緩慢。
その中で。
レオンだけが動く。
時任
「マジかよ……」
レオン
「未来は止まらない」
その瞬間。
時任。
勝ち筋を見る。
レオン。
未来感情を見る。
互いが互いを読み合う。
沈黙。
均衡。
やがて。
時任、笑う。
「やりづれぇなアンタ」
レオンも笑う。
「君ほどではない」
クロード。
静かに口を開く。
「肉体戦ならあなたが上でしょう」
時任を見る。
「ですが」
レオンを見る。
「市場では、レオンが負けません」
時任。
缶コーヒーを飲む。
「やってみなきゃ分かんねぇだろ」
レオン。
静かに笑う。
「ええ」
一拍。
「だから面白い」
夜風。
東京。
市場。
企業。
感情。
そして——
時任。
ナレーション。
“時間”を巡る企業戦士たちの戦いは、
さらに深い領域へ進み始めていた。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、
情報戦なども含めて描いていきます。
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