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企業戦士戦線(コーポレート・ウォーフェア)  作者: 凡夫 成


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55/71

第55話 企業戦士、偽物。

本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。

商談は戦闘。契約は勝敗。

その結果は株価として市場に反映されます。

現場、会議、市場——すべてが戦場です。

気軽に読んでいただければ嬉しいです。


東都本社。


警報。


赤いランプ。


『不正アクセス継続中』


『サーバールーム制圧未完了』


地下フロア。


機島。


大量のモニター。


キーボードを叩く。


「くっそ……!」


「内部から書き換えられてる!」


画面。


海外アクセス。


認証偽装。


社内ID改ざん。


機島

「どこの天才だよこれ……!」


周囲。


東都モブ企業戦士たち。


「機島さん!北側復旧しました!」


機島

「ナイス!」


「そのまま回線守れ!」


サーバールーム奪還戦。


一方。


秘書室フロア。


鳩山。


アヤ。


そして——


リー。


《企業擬態》


姿が揺れる。


社員。


警備。


役員。


次々変化する。


リー、笑う。


「東都って面白いよね」


「“仲間”を信じすぎる」


鳩山

「スパイとしては羨ましいよ」


リー。


「だろ?」


その時。


扉が開く。


機島。


「終わった!」


「サーバールーム奪還!」


アヤ、少し息を吐く。


「助かりました」


機島、笑う。


「いやマジ疲れた——」


鳩山。


止まる。


違和感。


静かに見る。


「……機島」


機島

「ん?」


鳩山

「煙草吸ったか?」


一瞬。


沈黙。


機島、笑う。


「……吸わない設定だったか」


その瞬間。


ナイフ。


ドォッ!!


鳩山、不意打ち。


血。


アヤ

「鳩山さん!!」


機島の姿が崩れる。


リー。


笑っている。


「惜しかったね」


鳩山、壁に寄りかかる。


「チッ……」


リー。


「人を信じる会社は弱い」


その瞬間。


空気が変わる。


アヤ。


髪を払う。


目。


完全にキレている。


「……殺します」


床を蹴る。


ドォンッ!!


超加速。


拳。


蹴り。


肘。


ラッシュ。


リー、防御。


間に合わない。


「ッ——!?」


壁へ叩き込まれる。


さらに。


アヤ。


止まらない。


「秘書室」


一撃。


「なめないでください」


ドゴォッ!!


リー、吹き飛ぶ。


床を転がる。


血。


笑う。


「怖……」


「東都秘書室」


鳩山、小さく笑う。


「怒らせる相手ミスったな」


アヤ。


呼吸を整える。


そして。


拳を見る。


赤く腫れている。


沈黙。


アヤ

「……拳いためちゃった」


篠宮

「え?」


アヤ

「パソコン作業できない」


機島(本物)。


「そこ!?」


鳩山、吹き出す。


「秘書室らしいわ……」


警報が止まる。


モニター。


『東都本社防衛成功』


だが——


市場。


戦争。


海外ファンド。


まだ終わっていない。


ナレーション。


企業戦士たちは、


“会社”を守るため戦う。


時に市場で。


時に情報で。


そして——


時に、拳で。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、

情報戦なども含めて描いていきます。

少しでも面白いと感じていただけたら、

ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。

今後ともよろしくお願いします。

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