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第12話 企業戦士、消される。

本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。

商談は戦闘。契約は勝敗。

その結果は株価として市場に反映されます。

現場、会議、市場——すべてが戦場です。

気軽に読んでいただければ嬉しいです。


東都建材、本社。


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朝。


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静かすぎる空気。


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秘書室。


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「……異常なし」


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機島の声。


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モニターは正常。


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ログも完璧。


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だが——


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アヤの視線だけが、揺れる。


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(……いる)


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「機島さん」


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「……はい」


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「一段、上げてください」


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「全セキュリティ、最大出力」


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ロックダウン。


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ドローン展開。


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警備ロボ起動。


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だが——


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警報は鳴らない。


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「……反応なし」


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その瞬間。


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モニターが歪む。


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ノイズ。


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警備ロボが一体——


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“消える”。


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「……は?」


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機島

「ログ……なし」


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「存在が……消失」


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沈黙。


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中田が立ち上がる。


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「来ています」


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空気が凍る。


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影。


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白鷹。


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「……遅い」


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誰も、正確に見えない。


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認識がズレる。


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吉原

「なに、あれ……」


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南野

「……見えない」


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黒沢

「記録不能」


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白石

「検知不可!」


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機島

「全防衛ライン、維持!」


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ドローンが突撃。


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ロボが囲む。


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スッ——


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すり抜ける。


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「……当たらない」


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その頃。


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本社外周。


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岡田。


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風間。


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剛田。


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綾。


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「来てるぞ!」


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風間が叫ぶ。


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複数の影。


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「チッ……数が多い!」


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剛田

「止める!」


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岡田

「通すぞ!!」


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拳が炸裂する。


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ドンッ!!


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だが敵は消える。


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綾の目が細くなる。


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「……違う」


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「これは“時間稼ぎ”」


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岡田

「何?」


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「本命は——中」


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沈黙。


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岡田

「……チッ!」


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「走るぞ!!」


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全員、本社へ向かう。


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秘書室。


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アヤが前に出る。


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メガネを外す。


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髪が落ちる。


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「……仕事外」


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「オーバーワーク・ブースト」


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踏み込む。


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速い。


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白鷹に触れる。


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「……認識されたか」


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殴る。


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ドンッ!!


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白鷹が一瞬だけ後退。


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だが——


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次の瞬間。


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拳が抜ける。


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「……っ」


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存在が薄れる。


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機島

「維持できない……!」


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ロボがまた消える。


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アヤ

「チッ……!」


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(勝てない)


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そのとき。


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中田の身体が揺れる。


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「……っ」


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膝をつく。


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「中田さん!?」


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何もされていない。


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だが——


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存在が削られている。


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「……優先度を、下げられている」


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静かに言う。


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白鷹が近づく。


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「……対象、処理完了」


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機島

「逃げてください!!」


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届かない。


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アヤが駆け寄る。


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掴む。


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初めて震えている。


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「……あなたみたいにはなれません」


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声が崩れる。


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中田が、ゆっくりと顔を上げる。


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「……なる必要はありません」


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一瞬。


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「……あなたは、あなたです」


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その手。


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指輪。


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アヤの目に入る。


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(……これ)


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次の瞬間。


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スッ——


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消える。


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何も残らない。


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静寂。


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アヤの手だけが、空を掴んでいる。


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「……嘘でしょ」


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声が出ない。


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白鷹が背を向ける。


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「……完了」


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消える。


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遅れて。


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警報。


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本社入口。


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岡田たちが飛び込む。


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「中田!!」


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止まる。


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何もない。


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アヤが立っている。


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動かない。


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綾の目が揺れる。


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「……遅かった」


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岡田が歯を食いしばる。


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「……ふざけんな」


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拳が震える。


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機島

「……ログ……なし」


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「存在……消失」


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完全な喪失。


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その頃。


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静岡。


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時任の電話が鳴る。


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「……何?」


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表情が消える。


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東北。


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ミツキの足が止まる。


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「……は?」


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風が止まる。


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本社。


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崩れた空気。


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誰も動けない。


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企業戦士たちは。


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守れなかった。


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それは——


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たった一人。


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だが、その喪失は。


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全てを変える。


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戦いは、次の段階へ進む。


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もう、後戻りはできない。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、

情報戦なども含めて描いていきます。

少しでも面白いと感じていただけたら、

ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。

今後ともよろしくお願いします。

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