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今の自分に出来る事をやろうと思う。

ブクマが増えてびっくりですよ。



 この森は水分が豊富そうだ、普通になった視界に【魔力視】を重ねられないか? と思って試してみたら思ったより簡単に魔力の色も重ねて表示されるようになった、ただし全視界でキラキラするので魔力が多いところだと眩しいかも知れない。

 俺が感じていた色のついた光、あれはやはり属性の魔力で間違い無かった、色と属性の関係もおおむね想像通りだ、身体による今後の生活がハードモードな分この辺のイージー加減はありがたい。

 火の属性魔力が少ないのも森なら当然だろう、何処かで摂り込みたいのは確かだがまずは身の安全だ。


 水辺の近く、出来るだけ背の高い草が生茂る場所に移動して脚を土に潜らせる(根を下ろす)、気分は地面に腰を下ろしただけだが、植物になったせいかこの状態凄く落ち着く! とりあえずここならあまり目立たないだろう。 土中から水分と養分を吸収する、食事だ食事、葉もそろってきたし()もめいっぱいに伸ばそう、ヒャッハー!光合成だぁ! ついでに魔手を伸ばして付近の魔力も頂戴する、他の木に影響ありそうな部分は残しておこう、お仲間に影響があっては申し訳ない。

 と思って足元を見たら土の中に毎度おなじみの()がいた、鑑定だ、今日こそ()の正体を見極めるのだ! 鑑定!【魔咬蟲(マナバイトワーム)】、咬みつかれたから蛇かと思っていたら蚯蚓(ミミズ)じゃねーか! 蛇だと思って戦っていただけにちょっと悔しい気がするが相手が蚯蚓でも容赦はしない、頂くのは魔力だし? こいつを放置するとこっちが魔力を吸われる、駆逐してやる、その魔力俺が根こそぎ貰ってやるから覚悟しろ!

 

 魔力視を切って通常の視界で魔手を出す、魔力取り込み専用の非干渉型だと何も見えない、魔力濃度をあげていくと揺らぎのようなもやもやした()()が見えるようになった。

 次! 背中の新型、干渉型魔手はなにやら灰色の触手状態、完全な人の手の形とかじゃないからしかたない、これは外から見てもばれるな、だがいろいろ干渉できる分こっちの方が今後は出番が増えるだろう、魔力の消費は大きいが今後は数本位扱えるようになりたい、緑色ならサボテンに擬態できるだろうかと莫迦な考えが浮かぶ、そもそもこの世界にサボテンがあるかもわからない、サボテンが居る! になるかもしれない可能性だってある。

 という事で今後も魔力総量の底上げは続けようと思う、女神様には異常だと言われてしまったが、そもそも俺の存在自体異常だと割り切ってしまおう、体調に異常は出ないし、根と光合成である程度の体力回復も出来そうだ。


 テンションも落ち着いてきたし能力の検証をしよう、気になる能力【結実】、別に努力が実ったりするわけではないだろう、説明には、魔力を消費して枝に実をつける事が出来る、消費した魔力によって味が変化する、食用にもなる、とある。 俺食事できないし自分の魔力で造った物食べても効率悪そうだ。

 次に【完熟】、【結実】で造った実を急激に成長させて完熟状態にする、魔力を消費する事で虫を惹きつける香りを出したり、毒化する事も出来る。

 イメージするなら柿だろうか、毒化ってのがよく判らんが植物の実に毒性含まれるのは割と多いし、皮膚に触れてかぶれたりもするだろう、毒は自分でイメージが必要なんだろうか?

 そう思って能力をみたら【合成】がまさにそれだった、これ身体内でいろんな効果の成分を作り出すための能力らしい、各種毒以外にも回復薬にもできる、毒と薬は同じと言う理屈なんだろうか。

 スキルに【投擲】があった理由が判った! これ実を飛ばす為のスキルだ、硬いままの実をぶつけたり熟した実をぶつけて虫をけしかけたりする為のスキルなんだろう、ひょっとしたら毒が強力なのかもしれない、植物として正しい戦闘スタイルだろうか。

 誰かと一緒に戦うことがあれば回復役になれるかもしれない、そのときは味方に次々に実をぶつけるという異常な光景だろう。


 【混沌の種(カオスシード)】となった、と告げられた時のあのラスボス誕生的な世界への危機感は何処へいった?


 実を作り出してみる、少し魔力を多めに、ものの数秒で濃い緑色から柿のようなオレンジ、林檎のような赤へ、拳大の大きさの楕円系、食べたら美味しいかもしれないがここから完熟させて見る、効果は虫の誘引、自分から少し離れた木の幹へぶつけるように放り投げる。

 べちゃりと熟した柿かトマトがぶつかった様な見た目、ドロドロとして粘度も高め、もしあれが身体に付着したら取り除くのに苦労しそうだ。

 しばらく観察を続ける、掌大の蜂が匂いに誘われたのか飛んでくる、鑑定すると【森林蜜蜂(フォレスト・ビー)】とでた、でかいけど蜜蜂、だとしたらあの実はきっと甘い香りなんだろう。

 あんな大きな蜜蜂が蜜を集めているんだったら、その蜜を狙う熊とかもいるんだろうか? 熊じゃなくとも蜜やあの蜂達を餌として狙う獣が居てもおかしくないだろう、この森への警戒度を上げる。

 やはりこの姿で世界を()()に生きる為、身を守る為にも力と技術を身に付けないといけない。

 俺は魔手を伸ばし、3匹に増えていた蜂の魔力を残らず吸収した。

繁みの中でゴソゴソしている何か。

蚯蚓相手に勝ち誇り、蜂を倒してシリアスモードしてます。

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