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目の前に現実を叩きつけられました。

こんなんが主人公って言ってていいのでしょうか?

 俺、大地に立つ!

 と言う程大仰な物でもない、身体を伸ばした拍子に土を割り、身体が地上に姿を現しただけだ。

 眼に飛び込んでくる総天然色の異世界の景色! って森だなここ、射し込んでくる木漏れ日が気持ちいい。

 樹木や倒木に苔やシダっぽい何かが生えている、水分多そうだ。

 身体を伸ばして深呼吸、全方向を見ることができる俺の視界、そこに違和感が無い辺り俺も大分人間辞めてる気がする。

 【振動感知】には特に変化も無く、視界内にも俺以外に動いている存在は無い、鳥の鳴き声とかも聞こえないけどこれは俺に音が聞こえてないから、と言う気がする、地下でもそうだったし。


 自分が何かを思い出す、【混沌の種(カオスシード)】、この世界で3例目と言われる異端の存在、そんな物が突然目の前に現れた時、他の知恵在る存在はどう思うだろう? 警戒するに越した事は無い、こちらはこの異世界の常識も知らないのだ、迂闊な行動は慎むべきだろう。

 まずは女神様からもらった情報を確認する、一度確認して置いた方が良いとも言われてるし。



 基本的なところで解った事はよくゲームなんかで見かけるファンタジーな世界だったという事、地球で言う()種以外にも知的生命体が存在し、総じて人として呼ばれ生活している事、呼び方は違うが獣人種や竜人種、昆虫種、精霊種、等、それ以外にも意思ある魔獣や幻獣、魔族等が存在するらしいと言う事。


 文明は中世かそれよりやや進んだレベルだろうか、実際自分で見ないとなんとも言えない気がする、俺もそんなに詳しいわけでも無いし。


 ただ驚いた事に魔法はあまり進歩していないようだ、ゲームや小説で使ってたような便利な攻撃魔法なんかはあまり無いらしい。

 普通は個人の魔力総量等伸ばせない、と言う事ならそうなってもしかたがない気もする。

 その代わりと言うべきか【魔術】と言う技術体系が存在しているらしい、これは触媒や外の力に働きかけて魔法と似た効果を発揮する物、らしい。

 戦闘では剣が中心の剣と魔術のファンタジーな世界だ。


 何やら らしい ばかりだが女神様もそんなに知らないという、これは世界を創ったのが創造主たる飛沫様なせいだろう、この世界の神様は維持管理をする側で自分の担当外の物事を知ったり、創造したりは滅多に無い、とある、上司があの飛沫様ではなんだか苦労していそうである、今度逢ったら労いの言葉でも掛けよう。

 


 とりあえず知っておくべきはこんな物だろうか、次は自分の中で新たに目覚めた力だ。


 こちらに転生する前にヌシ様によって既に設定されていたのだろう、システムウィンドゥのような物が生み出された、これはまず視界がFPSかアクション系のRPGのゲーム画面のようになった、と言ったほうが早いだろうか? 自分を中心にした索敵画面らしき物、ただし俺の索敵系のスキルって現状【振動感知】と目視位しか無い気がする? 目線を向けたところに小さな十字のポインタが付く、何か意味はありそうだが今は何かわからない機能だ。

 次にいこう、これがメインだ【簡易鑑定】そして【簡易ステータス】。

 【簡易鑑定】は鑑定した物の名前とちょっとした情報がわかる、ただしその情報を知っている場合に限る、とりあえず名前が知れるだけでもありがたいかもしれない。

 【簡易ステータス】は俺の今の状態を見る事が出来る、これですよ! と思ったんですけどね?


==========

 名前:レージ


 所持スキル

  【魔力視】【魔力操作】【魔力吸収】【魔手】【魔手格闘】【悪食】【投擲】


 所有能力

  【思念伝達】【振動感知】【全視界】【移動】【結実】【完熟】【合成】【簡易ステータス】【簡易鑑定】

==========


 判明した事実はこれだけでした。

 簡易の範囲ではこれが限界なのだろうか? 種族すら不明のままだ。

 鑑定の熟練が上がればまた違うのかもしれない、使える物使って努力せよらしいし。

 会話や情報が日本語訳されるのだって、実際には何かの能力っぽいがここには表示すらされていない。


 さて、現実からの逃避をそろそろ終えないといけない、ステータスさんからも事実を突き付けられた。

 能力見て大体判る、これはアレだ、人間を完全に辞めたパターン、しかも【結実】【完熟】ってどう見てもあの姿だ、植物だ、現に俺の視界内で手を動かすと何本もある枝がわっさわっさと動く、地上に出てきたせいか急激に葉が造られているようだ。 あれ? 俺って能力しょぼくね?


 女神様から危険視される位の【混沌の種(カオスシード)】としていざ萌芽の時を迎えたら、なんだか普通の動く植物っぽいんですが?


 脚を土から抜く、いける気はしていた、だって能力に【移動】があったし、無数に枝分かれした触手状の根、というか脚。 魔手より若干動きがカクカクしてるがこれは身体が硬いせいだ、とでも思っておこう、余裕が出来たら体操でもして柔軟性が出るか試そう。

 手も脚もいっぱいあるけどちゃんと自分の手や脚と認識できる、はっはっは、完全に俺は人間を辞めちゃったぜー!


 どうしようかこれから。


 とりあえずは他の生き物に見つからないように移動して能力を検証しないと駄目か…いきなり難易度高くないですかね?

イメージ

上半身細身のバオバブ

下半身マングローブ

もしくはソクラテア・エクソリザで検索してみて下さい。


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