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土の中であなたはおかーさんか!と叫ぶ。

間に合った!

タイトルが全て

─ レージ様が以前に生きていたと言われた場所、そこには魔力は無かったのですよね?


 ありませんでしたね、あったかも知れませんが現実には誰もその存在を知りませんでした。


─ でも魔力や魔法について詳しいですよね?


 俺が話した事がこちらの世界に当てはまる、というのなら、それらは以前の世界で魔法や魔力という物に関して結構親しまれた概念ですね。


─ つまりはレージ様以外でもそういった知識を持っている、と?


 誰でも、とは言いませんが、先ほど言った物語やゲームといった娯楽分野で魔法というのは結構有名なジャンルなんですよ、魔力増加の方法なんかもそう言った知識のひとつです。

 人は自分に無い力に憧れる、それを表現する手段としての魔法や魔力といった感じです。


─ その魔力増加の方法なのですが、レージ様は身体に異常とかは感じませんか?


 異常、そもそも今の身体のどこが正常でどこが異常なのかもわかりませんが、魔力を使いすぎると頭痛がしたり、胸の奥がキリキリとしたりは感じますが、それくらいですし、ああ、魔手が生えたのは異常ですか?


─ ああ、確かに【混沌の種(カオスシード)】では、肉体の能力が未だ確定されていないというのがありますか、ですがその訓練方法は異常だとお伝えしておきます。 確かに魔力は消費した割合に応じて増えやすくなります、ですが消費しすぎた場合、生命の維持に必要な分まで消費してしまい、大抵の生物は死亡します。 もし外部からすぐに魔力を回復されたとしても、その状態からの回復は身体の機能や意識が正常に戻らないことも多く、危険な方法としか言い様がないんです。 魔手とレージさんが呼んでいるあの魔力の触手は魔力で生み出された物であれば何も問題は無いと思います、他の()が見たら興味を持つか、もっと何か詳しい事が分かるかもしれませんが。


 まじですか、なんともないから普通に全消費してたけど危険だったらしい、ぜんぜんそんな雰囲気無いんだけどな俺の身体、でも、最近少しダルいのが副作用だろうか?


─ 魔力消費の後遺症がその程度で収まるはずは無いのですが?


 半眼でやや上目気味のジト目だ、それでもどこか可愛いのはちょっと卑怯だ、おっさんがやっても似合わないというのに、やるつもりも無いけど。

 お返しにチベットスナギツネの顔真似でもしてあげよう、イメージ付だ。


─ ぶふっ

 

 口元を押さえてテーブルに突っ伏す女神様。

 ふっ、勝ったけどなんだろうこの何かが胸に突き刺さる感覚。




─ ではそろそろ時間も無くなりますし、身体の方へ魂をお戻ししますね、記憶としてお渡しした部分に詳細な説明がありますので、一度は覗いておかれると今後の役に立つでしょう。


 ありがとうございます、今後どんな存在になるかは判りませんがこの世界を普通に生きようと思いますよ。


─ 今回接触をしたのは私だけでしたが、他の神々も見守っています、ひょっとすると他の()が興味を持って接触してくるかもしれませんが、嫌わないであげて下さい。


 前もってそう念押しをしておくだけの理由がある、と言うことですね、わかります。


─ あ、あはは…ご迷惑をおかけしそうなら私が介入しますので、どうか。


 『この世界の神様なら俺という特異な存在に興味をもたれるのは当然でしょうから、気になさらず。』

 神々が存在すると聞いていた時点でこの位は想定しているのだ、お約束だし!


─ ではレージ様、()()お逢いしましょう。


 意識が再び闇へと落ちていく、何かが俺という意識を受け止め、合致していく感覚。


 急激な意識の浮上、そして目覚める。

 うむ、よく寝た気がする。 

 思い切り()()()()()()、伸ばした!、動いたよ身体!?


 脚を伸ばし、両手を上に伸ばして伸びをしたつもりだった、身体の感覚も間違いなくそういっている。

 ずっと膝を抱えたぼっち状態だったのが、女神様に逢ってぼっちが解消された?

 そんな莫迦な、だとしたら何が原因だ? 心当たり、ある、物凄く不穏だが心当たりがある、ヌシ様から飛沫様経由でやってきた()()()()()、受け取ったあの時俺が覗いても理解が出来なかった。

 では今ならどうだ? ふとそんな考えがよぎる、情報を受け取って何らかの成長をした今なら理解できるのではないか?

 あの時もらった情報に意識を向ける、頭の中に書架でもあるような感覚、情報が素直に引出せるように整理がされている、また少し人から離れたのかもしれない、そして見つけた情報。


 - 機能抑制解除コード -

 転生時の肉体への負荷を抑える為、一時的に付与能力の活性化に制限を施した魂の機能を元に戻す。 飛沫を経由する事で飛沫内に新たな情報領域を作り出し、レージの魂と簡易的なリンクを結んだ後解除コードと共に魂に付与する。 つまりはこの情報を見つける事が出来た時点で汝の魂は我の元に居た時通り万全になり、その飛沫の世界の情報を飛沫内に外部データとして自動蓄積できるようになったと言う訳だ、ヌシペディアとでも呼んで活用するがいい、書き込むのはレージ自身の経験だがな。 他にも仕込んでおいた機能が働き出すだろう、活用できる物は活用するがいい。



 うん、何やってんのヌシ様? 暇なの? どんだけ過保護なの? おかーさんなの!?

 んでもって、やっぱ俺の知識が悪影響与えてる様にしか見えない件について!

チートを貰ったつもりでいた。

でも魔手は自前でした。


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