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ヨルムンガンド

「フフフ。すばらしいよ、君たちの力は……この私をここまで追いつめるとはね……」

「勝負あったな」

「さて、それはどうかな、青き狼よ。いや、シベリアの英雄、神の子よ」

「どういう意味?」

「フフフ。私はまだ真の力を見せていないのだ。思い知るがいい。恐怖を、絶望を。その果てに君たちは闇の力の偉大さを知るだろう」

カンザキの姿が黒くなった。

すると大きく揺らぎ、巨大な蛇のような姿へと変身した。

そこには一つの目を持つ、邪悪な竜がいた。

「フハハハハハハ! 我は邪竜ヨルムンガンド(Jormungand)! 悪魔の王なり! アルフレート・カンザキは偽りの姿! この姿こそ、我の本当の姿なり! 畏怖せよ、人間ども! 我を恐れよ! そして絶望の淵の中で、土に還るがいい!」

「なんて魔力なの!? 押しつぶされそう……」

「気をつけろ、エスカローネ! こいつは今までの悪魔や怪物どもとは強さの次元が違う!」

ヨルムンガンドの目が妖しく光った。

「!? これは……!?」

邪眼だった。

これは人体を硬直させる力があった。

セリオンの体が硬直した。

ヨルムンガンドは闇のブレスをはいた。

黒い闇がセリオンに迫る。

セリオンは光輝刃を出した。

セリオンの光輝刃は闇のブレスを斬り裂いた。

「セリオン!」

エスカローネはセリオンを心配した。

「俺は大丈夫だ、エスカローネ! 体の硬直は切れた」

セリオンの硬直は解除された。

「エスカローネ、気をつけたほうがいい。あいつの目が妖しく光ると、肉体を硬直させてしまう力がある! でも、安心してくれ! 君は必ず俺が守ってみせる!」

「ありがとう、セリオン。でも私にも戦わせて。私だって戦えるわ」

「非力な人間どもよ! 我の力を思い知るがいい!」

ヨルムンガンドは暗くて熱い、闇の炎をはいた。

「はあああああああ!」

セリオンは蒼気を展開した。

蒼気で闇の炎に対抗する。

セリオンの蒼気は闇の炎を斬り裂き、かき消した。

「私も攻撃するわよ! リヒト・カノーネ!」

エスカローネは光をハルバードの先端に集中し、砲撃モードで光の波動を撃ちだした。

「甘いわ!」

ヨルムンガンドは闇のブレスをはいて、迎撃した。

魔振波ましんは!」

ヨルムンガンドは全周囲に闇の力を解放、放射した。

闇の衝撃が放たれた。

セリオンは光輝刃を出して衝撃を殺した。

エスカローネは光のハルバードで衝撃をガードした。

闇波やみなみ!」

いきなり、壁のように闇が地面から噴き出した。

「さあ、逃げ場はないぞ! これで逝ねい!」

闇の噴出は大きな波のようにエスカローネたちの前に立ちはだかった。

闇の波は高々と、広がり、エスカローネたちに迫った。

逃げ場はない。

また魔法障壁でも防げない。

セリオンは光子を大剣にまとわせて充満させた。

「光子斬!」

セリオンは闇の波に向かってそのあいだを斬り裂くように光子斬を放った。

闇の波のあいだに空間ができた。

そうして、二人は闇の波をやり過ごした。

「反撃するわ! ハイリヒ・クロイツ!」

聖なる衝撃が十字架状に伸びてヨルムンガンドを巻き込む。

「グオアアアアアア!?」

ヨルムンガンドは悲鳴を上げた。

「まだまだ! ゴッテス・ハウホ!」

光の柱がいくつもヨルムンガンドに打ち付ける。

聖なる光はまばゆく輝き、ヨルムンガンドの生命力を奪う。

「グワアアアアアアアアア!? き、きさまらあ!?」

「くらえ、雷鳴剣!」

雷電がヨルムンガンドを激しく打撃する。

「ギャアアアアアアアアア!?」

「これで最後だ! ヨルムンガンド!」

「終わりよ!」

セリオンは蒼気を大剣に収束し、長く伸ばすと、蒼気凄晶斬を発動した。

エスカローネはハルバード全体に光をまとわせた。

セリオンとエスカローネはそれぞれ、ヨルムンガンドの目を狙って武器を突き刺した。

「ギイイヤアアアアアアアア!?」

「グロース・ゴルデン・リヒト・カノーネ!」

エスカローネは突き刺したハルバードから最強技をヨルムンガンドに発射した。ヨルムンガンドの頭部は爆発し、四散した。

ヨルムンガンドは死んだ。

ヨルムンガンドの体はどす黒い粒子と化し、闇を噴き上げて消滅していった。

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