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recorder  作者: 白木 一
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Kill me.

グロテスクな描写がないためにR指定はしておりませんが、読者様によっては気分が悪くなってしまう言葉が文中に多く登場しております。



タイトルの「Kill」、実際にそのような描写は一切でておりませんが、苦手だと思われる方はご注意くださいますようお願いいたします。

 ほとんど毎日のように、誰かが殺されたとテレビは言う。

 小さな命が生まれ、強く進もうとしている一方で、別のところでは命が死んでいる。



 常々思っているのだけれど、この世には、『殺す人』と『殺せない人』が存在している。

 でも、二つのカテゴリーの境界は曖昧で、さらには表裏一体で、どちらも結局は同じ穴のむじな

 例えば殺したい人がいるとして、その人を殺せるのが『殺す人』、殺せないのが『殺せない人』。どんなに深い殺意を抱いていたとしても、殺さなければ『殺せない人』。それが思わぬ事故だったとしても殺してしまえば『殺す人』。



 自殺する人が後を絶たないけれども、自殺する人は『殺す人』。自分で自分を殺すから。

 でも、自殺する人は『殺せない人』でもある。自分の悩みや不安などの動機、つまりは弱い自分を押し殺し続け、殺せなくなったそれが衝動に変わり、殺してしまう。

 『殺す人』と『殺せない人』が表裏一体であるのは、そういうわけだ。



 人を殺す、心を殺す。



 一見違って見えるようで、その実本質は同じ。

 そして、私は『殺す人』であって、『殺せない人』でもある。

 本当の私を殺しながら、ときには直接手を汚したこともあったし、偶然というか運命的にそうなってしまったことも含めて、私はたくさん殺してきた。

 だけど本当の私を殺し損ねて、途端に殺せなくなって、感情の思うままに暴走することもしばしば。

 そうなってしまえば私は私を止められない。

 感情が静まるまで待つか、誰かに止めてもらうのを待つか。



 もう、限界。

 殺しても殺しても収まるどころかたかぶっていく。

 早く早く、この不都合な心臓を撃ち抜いて、私を殺してほしいのに。

 いつになったらその日が来るの?

こんにちは、白木 一です。

生存報告も兼ねまして――夏以前は一時全く浮上していない時期もございましたが――掌編となります。


できれば今月中に連載小説を一話更新したいのですが……。

私の勤めている会社に、どなたかアルバイトとしてやとわれてくれませんか?

そんな提案をしたくなるほど忙しい……。


取り敢えず、白木 一は生きております。心を押し殺しながらも。

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