帰ろう?みんなが待ってる。
『
白雪が家出する頃には、愛し合うようになっていた白雪と王子。王子は白雪が見つかったが逃げたと聞き、危険だと言う臣下を説き伏せ、森へと向かいました。
王子が森を危険な獣を倒しながら、奥へ奥へと向かっていくと、動物たちの楽しげな声とともに白雪の楽しそうな歌声が聞こえてきました。
王子は驚かせないように、静かにゆっくりと近づいて行きました。
「白雪、城へ帰らないか?みんな心配している。」
「ぇう?...れ、蓮?気づかなかったわ。」
「白雪、心配してたんだ。無事でよかった...」
「蓮...泣かないで。心配させてごめんなさい。」
「帰ろう?みんなが待ってる。誰も怒ってなどいない。みんな心配しているよ。程度は違えどみんな白雪が大好きなんだ。」
「でも、わたし継母様にひどいことを言ってしまったのよ。顔を見せられないわ。」
「お妃様も心配していた。わたしが無神経なことを言ってしまったから。と、離婚まで迫っているらしい。凪は大好きなお姉様がいないとふとした瞬間に泣くのを毎日繰り返してるし、王様は大事な娘が家出しただけでなく、離婚まで切り出されて髪の毛が後退してきたと言っていたよ。ほら、王様の髪の毛がのためにも帰ろう?」
「ふふっ、お父様と継母様らしいわ。
分かった。帰るわ。継母様に謝る時はついてきてちょうだいね?」
「もちろん、任せてくれ。これでも謝るのは慣れてるんだ。小さい頃によく門限を過ぎるまで遊んでしまっていたからね。」
「ふふっ、迎えに来てくれてありがとう。」
』
「よかった、これでなかなおりできるね」
「そうだねぇ。」




