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★猫の魔術師

猫の魔術師《ヴラジトル・ピスィカ 》




むかしむかし、サウソ川の下流にある、サウソ村というところに、マヴという男がいました。


マヴはたった1人で住んでいて、猫だけが友達でした。


ある日、マヴは好きな女の子ができました。でも勇気が出なくて、遠くで見るだけでした。


猫がミャウナと鳴いて外に出ると、その女の子を連れてきました。


マヴはその女の子と結婚しました


ある日、マヴの妻は子供が生まれそうでしたが、外は大嵐。医者に連れて行けません。


猫がミャウナと鳴くと、空が晴れて、無事子供が生まれました。


ある日、その赤ちゃんが、蛇にかまれそうになりました。


猫がミャウナと鳴くと、蛇は燃え尽きて灰になりました。


ある日、マヴは幸せな生涯を終えようとしていました。


猫がミャウナと鳴くと、声が聞こえてきました。


” マヴ、実はぼくは精霊なんだ。君のご先祖から君たちを助けるように言われて、ずっと見守ってきた。最期に何か望みはあるかい?”


マヴは言いました。


「私はいつもあなたに助けてもらいました。これからはあなたの自由に生きてください」


精霊は喜んで、村を出て行く前に、この村には毎年6月に雨が降るように魔法をかけました。


それ以来、この村では毎年恵みの雨が降り、人々は飢えなくなったのでした。


めでたし、めでたし。

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