水と空気2
パックしたけど、あんまり変わった気がしないんだ。
なんかさ、パックが邪魔なだけで要らない物剥がしてスッキリした気になる為の物なんじゃないだろうか。
「…もともとツルツルでしたけどね」
「化粧とかしたら差がわかるんですけど、奏さん化粧品嫌がるし」
「…いや、スッキリしたよ。うん」
まぁ、化粧水をピシピシ叩きつけるのは細胞にとって拷問ではないのか?
脂ぎった悪代官と癒着した商人が、呼吸がしにくい状態にされた後、水責めの手打ち鞭打ちに処されるイメージに変えてみると生きてるのが不思議。
-ダメージケアとはなんぞ?
まるで赤ちゃんのような~とか、生まれ変わったような~とか言うのはそのせいか?
オレは大量虐殺の現場に立ち会っていたのか…。
てか、今からご飯作るのめんどくさいな。今日はコンビニでよしとしよう。
もう、時間的に入る気にはならないけと、磯とオッサン臭がするから、今日は風呂はいりたかったな。
とりあえず飯をどうするかだな。
「今日はお弁当でいいにしよか」
「わかった牛丼でいいなら俺が行ってくるよ」
買い物もどうかと考えていたが海人が自ら買ってでてくれた。
「オレは牛丼大盛を頼む」
「並にプリンで」
「同じくヨーグルト」
「ネギ玉並みにシュークリーム」
パシりげっとと、デザートまで頼むのやめな娘達。
夏休み中ずっとこんな感じになるのかな。
よくあさ。
「じゃあ、行ってくるから」
「はーい、いってらっしゃい」
妹達には、朝市に行くとだけ伝え、朝早くから出掛ける事にした。
朝市には行くが、そのまま思い付くままフラフラしてこようと思った訳だ。
四六時中海人と一緒なのはごめん被る。
まぁ、今日に限っては遊ぶ約束なんかしてないから、ここらで息抜きに出掛けても悪くはないと思う。
それに、チャラ男計画が有耶無耶になった以上、夏休み明けからの方針を練らなければ。
「…とは言っても、10時までどこで時間つぶそうかな」
朝市をチャリで通り過ぎ、人気のない河川敷で腰を下ろす。
現在朝の8時。ゲーセンを含め、一般的に店が始まるまで軽く二時間ある。
気温の上昇に合わせ蝉が騒がしくなってきた。
本格的に暑くなる前に、移動したい所だがどうしたものか。
-別に今日じゃなくてもよくない?
思い付きで行動するのやめて一旦帰る事にしました。
無理してどうこうするような話じゃないし帰ればゲームもクーラーもあるからね…。
まず。何かするにはリサーチが必要だよ。
日射病で倒れても意味ないから帰るか。
朝市で、夏野菜いくつか買って帰ったら、案の定海人が来て宿題をやっていたので、一緒に宿題をやる事に。
普通に朝市行って帰ってきただけだったから、今度はつり道具でも持ってこうかな。
「朝来た時居なかったけどどこか行ってた?」
「ん~、朝市に行って野菜買ってきくらいしかしてないけど」
「ふうん?」
疑惑の眼差し止めてくれないかな。
「美幸から聞いてない?」
「美幸ちゃん達、まだ一回も起きて来てない」
「…ちょっと起こしてくるわ」
「了解」
どうやって上がったとは今更言わない。多分玄関ドア空けままにしてたんだろ。来客に気付かないで昼近くまで寝てるのはどうかと思う。
ちょっと、問題ありだよね。




