表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
23/49

ん?

「どうして女嫌いにならなかったのかって言われてもな」


山あり谷あり修羅場あり。

幾多の苦難の果てに、独り者最高にたどり着いた海人に聞いてみる事にした。


「むしろ、振ってるのは俺の方だよ?俺と付き合いたいと言ってくれてるのは嬉しいけど、告白してくる女の子ってみんなちっぱいだから、後悔したくないし…」


海人さんサイテー。


「普段から。美幸ちゃん達のケンカとか見てるし、見た目と中身違っても裏切られたと思わないから、女嫌いにはなる事じゃないよ」


ポコポコポコポコ。


「海人さん、私達を引き合いに出さないでください」


「それとも、何か私達に責任があるとでもいいたいんでしょうか」


「去年のクリスマスの事でしょうけどね!!」


ポコポコ


何やら丸めた紙を海人に投げつけ、女子一丸となってバッシング。


ポコポコポコポコ


「痛くはないけどやめて」


ポコポコ


よく見たら今日新聞紙(夕刊)だ。

後で、綺麗に伸ばしとかないと父さん達帰ってきたら怒られるぞ。


仲良いんだけど、端から見て見苦しいと思う程に罪を擦り付けあうからな。


ケンカしても、翌日遊びに来るし、体術(取っ組み合い)なら三崎ちゃんの圧勝よ。


神社秘伝の護身術だったかな。

良くわからないが、そこらの大人ならねじ伏せられると豪語してるから何も習い事をしてないオレより当然の如く強い。


可愛いし、礼儀正しいんだけど、強過ぎて女の子(異性的な意味で)とは見れないと言うのが本音よ。


―この後みんなでメチャクチャ伸ばした。



―眠い。


中間期末は可もなく終業式。

校長の長話はどこの学校でも変わらない。


相槌もない中、二十分話し通せせる語力は見習うべきだろうか。


故に眠い。


気を利かせたのか、体育座りで聞かされてるのだが、もう少しの猶予もなく落ちそうな勢いで眠い。


女の子ならまだしも、男の寝顔なんてみっともないから、痛みをバネになんとか耐える。


ツネッたり、引っかいたり。


豪快に上向いて寝てる男子生徒見つけてしまった。


周りから笑われている。ああはなりたくない。なんとか耐えなければ…。


「起立!礼!!」


「…っ!?」


突然の号令。


ざわざわと動き始めた出口付近。

座ったまま終業式終了。努力の果て、結局落ちて寝てたらしい。


「起こしてくれよ」


並び順


「いや、幸せそうな顔してたから、みんながおこすなって…」

その優しさは無意味!


HRの後は帰宅するだけなんだから頼む。


「」


明日からは、夏休みになるわけだが知らぬ間に取られた寝顔が、投稿サイトでアップされ、それを目にした某VRゲーマー達が、女帝・アマゾネスペアと 良くいる男女の双子プレイヤーに似ていると噂がたち、夏休み後半にはゲーマーの間で双子の女の子のみ“姫”の愛称で呼ばれる事になる。


無論男女の双子などいないのだが、性別が違えば流石に同一人物と思う真人間はいないようだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ