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「な……何を言い出すんだ?」

 僕は、突然現れた少年に嫌悪感を抱く。いきなり現れて変なことを言い出すからだ。

「もし、仮に、例えばですけど、痴漢犯と痴漢された女性とあなたがグルだったら……痴漢犯に痴漢をさせ、痴漢された女性はあなたを犯人とする。ところが別の痴漢犯が犯人だと判明し、あなたは解放。しかし、疑われたあなたは、警察達を相手取り名誉毀損で慰謝料を請求する。その後、痴漢犯は女性により無罪方面。しかし、あなたは彼らから慰謝料を受け取った後。その後は、慰謝料を三人で山分けし、全ては完了する」

 この少年の言い方は、まるで僕が黒幕だと言っているようにも聞こえた。

「な、なにを!!」

「だから……、もし、仮に、例えば……と言ったでしょう? なんでそんなに向きになって否定するんですか? まさかあなた本当に?」

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