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人をまったく信用しない高校生だと思った。突然現れて、自分の好き勝手に推理を披露する。まるで自分はシャーロック・ホームズでもあるかのように。
さすがの僕もここまで疑われて、黙ってはいられない。
「キミがなぜ僕をそこまで疑うのか分からないが、そこまで言うなら僕も言わせてもらう。僕は、会社員だ。はっきり言ってもう仕事は始まっている時間だ。わざわざ会社に遅刻してまで、そんな回りくどいことをする意味も、メリットもない。キミが自分の推理力を披露したい気持ちも分かるが、はっきり言ってこちらには時間がない。仕事が遅れてるんだ。キミら高校生とは違うんだ」
それを僕は少し声を荒げて言う。さすがの生意気な高校生もコレには黙り込む。
そう願っていた。しかし、彼は黙り込むことはなかった。そしてこう言い放つ。
「墓穴を掘りましたね」




