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そして、何事もなく授業が終わり、午後の飛行魔法の実技に向かうために校庭に向かおうと廊下を歩いていると怒鳴り声が響き渡る。
「編入生のくせに魔法を知らないの!?」
あ、これイベントだわ。
声がするほうを見ればそこにはヒロインである宮野愛とそのライバルキャラである星野美紀がいた。
周りもなんだ?なんだ?と騒ぎ、野次馬になって二人の周りを囲って様子を見ている。
「呆れた。貴方ここがどこだが分かっていて?最高峰の魔法学園よ!?悪いことはいわないわ、ここから出ていくことをおススメするわ」
ふんわりとした金髪の美少女、星野美紀。
星野財閥のお嬢様で魔法に関しては上位に入るエリート生である。
別に悪役令嬢的なポジションではなく、ヒロインがステータスを上げてイベントを進んでいくとヒロインを認めて良きライバル、良き友達関係を築いていく。
「な、あんたみたいなのに言われたくないわ!!」
「何ですって!?」
そんな彼女には向かう茶髪のこちらも美少女の宮野愛。
魔法に関しては、チートの光属性魔法を最大限に使えるヒロインである。
ポジティブな性格に正義感の強いよく他のゲームでも出てきそうな主人公設定。
ゲーム上ではヒロインが攻略キャラたちが抱えている悩みや心の傷を癒して、恋愛度を上げていくのだが、バグがあるこの世界でどうなっていくのか。
でも、まあ私には関係がないかな。モブだし。
それにしてもうわー、本当に画面で見ていたものがこうやって生でイベントを見れている。
本当に自分がゲームの世界に異世界転生したのだとしみじみに感動していると後ろにいる冬夜が声をかけてくる。
「先生、いかがいたしましょう?」
うん?いかがいたしましょう?どういうこ…。
「先生の大切な移動時間を妨害するのです。排除しましょうか?」
今、なんかものっ凄く物騒な台詞を言いましたよ!?この猫は!
ばっと振り返るとにこっといつものように笑っているように見れるが、目が笑ってない冬夜がいる。
「しなくていいし、ほっとけばそのうち止むから行こう」
「はい、分かりました。先生」
素直に従う冬夜を連れて、そそくさとその場を去った。




