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にこにこ笑いながら私を見てくる使い魔、通称"ブラッドキャット"。

この世界の中では魔物にはレベルがあり、CからS級といった階級がある。

CからA級はまあ、ドラゴンとか妖精とかSFで出てくる魔物がほとんどこの階級に属されるのだが、そのさらに上のS級に関しては資料が少なく、記録がほとんどないのだ。

どういうことなのかというと、S級の魔物を召喚するにはかなりの魔力持ちでないといけないのと召喚したら最後、人類を滅ぼすほどの魔力を持った災厄とされているモノ達であるからだ。

S級はレア中のレアだが書物の中では凶暴かつ残虐なのが多く、この世のものとは思えないほどの美形の姿形をしていると言われている。

まぁ、まさに私の隣にいるこの魔物は美形である。

そして、S級の魔物はプライドが高く、傍若無人。

召喚をした主人が気に入らなければ、そこで殺してしまうのがほとんどだとか。

これはゲーム上だとあっさりとした説明されていて、私も覚えていたがこのS級を召喚した直後の私はうえっ!!?S級!?私死ぬかもと冷や汗をかいてしまった。

召喚した魔物には、名前を付けることができ、それによって使い魔を縛り、命令を出し従わせることができる。

名前を付ける理由として、魔物が主人の資質に不安、不審などがあれば下剋上することがあるからだ。

これはゲームでも、このような台詞とともに名前入力画面が出てきた。

自由に名をつけられたのだが、現実はそうもいかない。

魔物が名を気に入らなければ、そこでも殺されるのことも多い。ましてや、S級という人類において災厄とされているモノにそう簡単に名をつけることなどできない。


……そう、簡単ではないはずなのに、何故か私はすんなり"冬夜(とうや)"という名をつけることができた。

悩みに悩んで考えた名前であり、学園の先生たちに囲まれながら名を付けた。

最悪、名を気に入らなく私が殺されそうになったら先生たちが止めに入り、強制的に魔界へと送還させる為である。

そんな中で名を告げたら、この魔物はあっさりといいですよと了承をした。

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