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前世の記憶がある私。さらに、魔法がある世界で大変テンションが上がってしまい、予習復習を欠かさずに毎日やっていたおかげなのか。
すでに回復のポーションをマスターしてしまったのである。
ちなみに、回復のポーションを間違えずに作成するのは全校生徒の中でもほんの一部だとか。
それでなのか。授業をする先生は、完璧に回復のポーションを作成した私に目を輝かせながら、見つめてくるのだ。
……あの、先生、見つめてくるのやめてほしいんですけど。
他にも一緒に受けている生徒たちからもなんか視線が感じるし。
えっと、視線が痛いんです!モブのくせにとか、優等生ぶってんじゃねーよとかそういうのが混じっている視線を送られてるんです!!
※ちなみにこの時の生徒の視線は。
「やっぱり、遠城さんは凄いなぁ」
「この前のポーション作成の時も分かんなくて、焦っていた時もこっそり入れ方の順番を教えてくれたし、流石だなぁ」
「後でどうやって暗記したのか教えてもらおう」
などなど嫉妬の視線ではなく、尊敬の眼差しを送っていたのである。
勘違いにも甚だしい。
「遠城。ポーションは合格ですので、自習してよろしい!」
「ありがとうございます。"冬夜"、行こう」
「はい、"先生"」
先生にそう言われて、もう視線が痛いのでそそくさと教室を出る。
ちなみに先生の許可を得れば、授業を切り上げられることも学園の特徴である。
「"先生"、今日はアッサムを用意しました」
「ありがとう…」
自習という名の早めの休み時間になったので中庭に来た。
広い芝生には、生徒が食事や休憩ができるようにパラソル付きのテーブルに椅子、ベンチなどが設置されている。
そんな一つに座り、一息ついているとどこから持ってきたのか、ワゴンに乗せたティーセットを私の前に置いた。
芳しい香りが漂う。一口飲めばそれが咥内に広がり満足感を与える。
ほっとほっこりと息をつき、使い魔である彼を見る。
「美味しい」
「それはようございました」




