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2-15

投稿遅くなりすみません。

上昇魔法を掛けるのだけども、冬夜は元々ステータスがほぼカンストしている状態なので通常の上級魔法を付与したところで変化はない。なので、掛けるのは最上級の上昇魔法でないといけない。

「"エッグプラス・クイックル・ローメーロール"」

そして、魔法を付与された冬夜がゴーレムに突っ込んでいく。

ゴーレムはこれ幸いに拳を振り落とすが冬夜は難なく交わしてゴーレムの腕を伝って駆けあがっていく。

それに動揺したのかゴーレムの動きが鈍くなり、冬夜を捕まえようともう片方の手を動かすがその時には彼はゴーレムの目の前まで来ていた。そして、ゴーレムの顔面に一蹴り加える。

ゴーレムの顔面はめり込んであまりの痛みに絶叫を上げる。

相手に隙が出来た冬夜はそのまま跳躍をし、背後に回り込むとゴーレムの項めがけてそこに強烈な一撃を入れた。

ゴーレムはどしゃんと音を立てながら前のめりに倒れた。

そのまま動かなくなり審判が意識の確認をしたのちにこう告げる。


「真木川崇の使い魔が戦闘不能によりこの勝負、遠城琴羽の勝利とする!!」


うわぁぁぁ!!といつの間にかギャラリーには大勢の生徒がいて歓声を上げていた。

「くそぉぉぉぉぉおおおおおお!!」

と悔しそうに声を上げる先輩。

どんまいと思いながらもこれでスカウトされなくなると思うとほっと息をついてしまった。


そんなギャラリーの中には同系魔法でいた全員がいた。

皆して興奮しているように話をしている。

「やっぱり、遠城さんは凄いね!あんなにデカいゴーレムを倒しちゃうなんて!」

「ちょっとわからなかったけど、琴羽、上昇魔法を唱えていたと思う」

「え?」

志乃がじっと冬夜の方を見ていた。

一瞬であったが、冬夜の体の周りに魔法陣が出現し、体に吸収されたのが見えたのだ。

「おそらくだけど、遠城さんは上昇魔法の最上魔法を唱えたんだと思う。そのおかげでブラッドキャットはゴーレムを戦闘不能にしたんだ」

「最上魔法ってかなり魔力の消耗が激しいのに遠城のやつ、ピンピンしているぜ?」

他の生徒が琴羽の様子を見て胡乱なように言う。

「消耗は激しいと思う。けれど、遠城さん自体が魔力の量が多いからそれほどでもなかったんじゃないかな?」

「さっすが、琴羽ね!チェスでは負けなしだしね!」

まるで自分のことかのようにむっと胸を張る志乃と興奮が収まらないのか目がキラキラしている薫の様子を見ていた宮野がえ?またってどういうこと?と呆然とした様子で訊いてくる。

彼女はチェスが始まってから最後まで目が離せなかった。

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