表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/195

2-5

「もし、S級に遭遇することがあればだが……、実際にそのようなことは早々にないはずだと信じたいがもしもそのような場面になったら僕たちに残された道は一つ、”逃げること”だ。”逃げる”ことだけを考えるように分かったかな?」

そう先生が問いかければ、何人かの生徒が頷いていた。

確かにそうだ。強大な魔力を持っている魔物の前では、人間なんて虫けらだろう。

一瞬で踏みつぶされる。

「………まあ、ここには例外がいるけどね」

ちらっと私の方を見る先生。ええ、そうですね。入学試験の召喚でまさかのS級を召喚、しかも使い魔にしてますものね。本来だと、ありえない光景ですものね。

実際、何故か私の隣を陣取ってにこにこしながら私をじっと見つめてくるこの猫はまさにさっき言った遭遇したら逃げるようにって言われたS級ですものね。

でも、召喚に関しては故意ではなくあくまでも偶然、奇跡的なことなんですからね。

そう思いながら先生を見ているが全く気付いていないようでそのまま授業はスムーズに進んだ。



「冬夜、次の授業って何だっけ?」

魔獣学が終わり、次の授業に向かおうとしたら次が何かを忘れてしまい隣を歩いている冬夜に訊いてみる。

すると、冬夜が何やら嬉しそうにこう答えた。

「次は『同系魔法』の実技です」

「………『同系魔法』かぁ。じゃあ、見学だね」

はあと溜息をつく私。

『同系魔法』とは二つの魔法を重ねることでより強大な魔法を作り上げる魔法である。

この魔法においては使い魔との『同系魔法』を使用するのが主流になっている。

相性の関係もあり、自身が召喚した使い魔との方が魔法の成功率が高いのだ。

で、こうやって説明したら分かると思いますがうちの使い魔はS級と言われる最強(チート)です。

なので、私と同系魔法をしたらもう学校が更地になるレベルの魔法が出来上がってしまう。

最悪、国の一つが無くなってしまう程とも言われてしまった。

現に最初の時の実技では、私と冬夜しかいない中でやってみた際に、結界を張っているにもかかわらずその結界が崩壊してしまった。幸い、こうなることを予想して周囲は更地、いるのは先生方という状況で行った。まあ、実際は実験もかねてだと思うけど、結界が崩壊した時の先生たちの青ざめた顔は今でも覚えている。

で、このようなこともあり私はこの実技だけは見学が許されていて、試験は筆記になるから点数はそこで単位を稼いでいる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ