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どうしてだろう。
測定した時に魔力と聖女の素質が分からなかったのか?
2人からの話を聞くとどうやら編入前の学校は一般の学校だったとのこと。
魔法を習うことのない学校だという。
魔力無しと判定を受けていて、あのイベントで覚醒をしたってことかな?
そもそも、何で魔力無しなのにこの学園に編入してきたのもおかしい。
……主人公補正?
引っかかるところが多いけど、もしかしたら先生たちが調べているんじゃないかな。
「変だよねー。そういえば、琴羽。聞いたけど、琴羽も救助に行ったんだってしかも飛行魔法使って」
「先生たち褒めてたよ。あそこまで飛行魔法を使いこなせているなんてって」
………ん?なんで私の話にシフトチェンジしているんだ?
そして、なんで私の話を聞いたって。え、そんな大したことしてないし。むしろ、叱られることじゃないか。
まあ、あの後今後はあんな無茶なことをしないようにって注意されたけども。
「え、そんなに大したことしてないよ?」
「なーに言ってんのよ。あの事件で助けられた子たちが話してるけど、腰抜かした子を飛行魔法使って避難させたんだって?」
「そんなに継続してできるのはかなり集中力使うって先生たちも言ってたし。流石、琴羽ね」
「いやいや、私は普通だよ?あの時はそうしたほうがいいと思ってたし」
そういうと何言ってんのかな、この子ともう言わなくてもわかるぐらいに目でそう訴えてくる二人。なんで!?
「……まあ、あんたってそういうとこあるよね。そこがいいけどさ」
「え!?何が!?志乃ちゃん、私変なこと言った!?」
「うん、琴羽はそのままでいいよ」
「薫ちゃんまで!?」
一体何だというんだ。私は平凡で、フツーの只の魔法学園に通う生徒の一人のはずなのになんで二人して呆れたような目で見てくるの?
そんな他愛もない話をしていると料理が出来上がり昼食を取り始めた。
「そういえば、次の授業って二人とも何?」
この学園の特性の一つは生徒一人一人の時間割が違うこと。
魔法の性質から分野ごとに分けられている。
ただ、共通での授業もあるが教室が一緒になることは多くはない。
「次は確か魔獣学だよ」
「あ、私も」
「ってことは”エリー先生”か」
今日はちゃんと授業してくれるのかねとやれやれとため息をつく志乃ちゃんに私たちは苦笑いを浮かべる。
そう、共通授業の一つ『魔獣学』の先生は言っては悪いが魔獣マニアと呼ばれるほど魔獣に関しては目がないのだ。それだけならいいのだが……。




