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断絶  作者: ゆにお
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(7)

ブクマ、励みになります。お読みください^_^

私は閉口した。まさかそう来るとは。


実はこれまでも、何度か花奈子が交際を無言で訴えてきたことは、あったように思う。


その度私は、彼女を傷つけないようにさりげなくやり過ごしてきた。


正式に誰かを恋人として認めたとなれば、貞操を誓わなければならない。

つまり、その女性以外と性交できなくなる。


その相手が花奈子では嫌だった。


なぜかというと、花奈子は太り過ぎているし、何よりも頭が悪い。


他の女性との可能性を一切断ってもいいほどの魅力に欠けるのだ。


恋人となればゆくゆく結婚なども考えていかなければならない。

花奈子は、せいぜい年収二百万の職業に就くのが関の山だろう。

最悪、専業主婦になりたいと言い出すおそれもある。


私は世帯で五千万円の収入を目指している。


そして、人生の楽しいときも辛いときもともに幸せを分かち合っていく最愛のパートナー、それが恋人である。


また、私はまだ大学一年生だから、この先まだまだ出会いや性交のチャンスがある。


だがこれを直接花奈子に伝えては、彼女を傷つける。

だから私は黙っていた。


花奈子は、大切な幼なじみであり、何より女性でもある。

そして、曲がりなりにも初めて性交をともにした相手だ。私は彼女に敬意を払うからこそ、無言を貫く。


花奈子はしばらく私の顔を見つめ、答えを待っていたが、私が顔を90度逸らし、目を合わせないものだから、やがて諦めがついたようだった。


ここまではっきり伝えて、返事が貰えないのだ。

私の誠実な気持ちはきっと彼女に伝わったことと思う。


やがて、彼女は観念したように呟いた。


「わかったよ。じゃあ、抱いて。慶太が抱いて」



続きます!

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