207.スーパーフードに昇格しました
ほぼ罰ゲーム扱いだった納豆ですが、海外で盛り上がりを見せているみたいです。噂によりますと『スーパーフード』に格上げになったみたいで……
普通、朝ごはんの定番の納豆ですが、私にとっては夕餉の定番なんですよね。
何故かと申しますと、納豆には『ナットウキナーゼ』って言う納豆菌(Bacillus subtilis var. natto)が大豆を発酵させるときに作る酵素が含まれてることは比較的有名だと思うんですが、これって分類上は『セリンプロテアーゼ』というタンパク質分解酵素で名前に『キナーゼ』とありますが、一般的な意味でのリン酸化酵素じゃないんだそうな。で、この成分最大の効果と言いますと血栓が出来るのを防止する。この一点に有るんではないでしょうか。血液が固まるときには『フィブリン』と言う細かい繊維が網目状になって血餅を作るんですが、ナットウキナーゼにはこのフィブリンを分解する作用が有るんだそうで、更に体内の線溶系に影響を与える可能性も報告されてるんですって。
でね、中高年の大敵、血栓は朝方出来やすい傾向があるんだそうです。これは夜間、摂取する水分量が減ってけかの濃度がやや高めになるかららしくて、特に脳梗塞や心筋梗塞などの動脈系の血栓性イベントは、朝に多いことが昔から観察されています。脳卒中については、六時~正午に発症する割合が高いというメタ解析もあります。
そこに納豆投入と言うのはめちゃめちゃ理に適ってて朝食に食べない理由が見当たらない訳なんですが、私はやっぱ、夜食べちゃうんですよね。だってさ、大根おろしとなめたけと納豆、キムチを混ぜればもんの凄いお手軽なおつまみになるし、納豆筋子は最近筋子が手に入らなくて食べてないんですがこれさえあれば日本酒三合なんて楽勝だし、ちょっと残しておいて〆にご飯と一緒に頂けるし、私の納豆ライフは夜なんですよ。それにね、朝食べちゃうとその後もう一回歯磨きしないといけない気がしてちょっだけめんどくさいんですよね。
欧米ではつい最近までほぼ罰ゲーム扱いの納豆なんですが、最近、発酵食品ブームも相まってじわじわ人気が出て来てるそうですよ。あるメーカー様では例年の輸出量が五百万円程度だったんですが本年度は三億円を超えたそうで輸出額が六十倍(円安の影響も少し有るかも……)を突発したとか聞いております。
輸出する時は冷凍して輸出するんだそうですが、アジアンスーパーで入荷すると、ホントに一瞬で完売、勿論購入者は地元の方で一人で大量に購入されるケースも多くてなんと言うか『スーパーフード』扱いされてるみたいなんですよ。日本では三パックで百五十円、安いものですと百円切る値段で販売されてますがあちらでは三パックで約2.50~3.50ドル、日本円でざっくり二百五十円〜五百二十円くらいでしょうか。色々と経費が嵩むから日本と比較するとかなり割高ですが、その他の健康食品に比べれば百分の一位でこれまためちゃめちゃリーズナブル。それに、実際に食べてみた方々の感想を聞いてみると『見た目より癖がなくて結構美味しい』ですって。日本を旅行して回転寿司で納豆巻食べてハマりましたって言う方も多いみたいですよ。
ただ納豆は『血液をサラサラにする』という宣伝文句がありますが、これはかなり大ざっぱな表現で、
ナットウキナーゼは抗凝固薬そのものではありません。ここまで書いといて思っきり否定するのもなんですが、現在の研究でも臨床的な効果についてはまだ検討が必要なんだそうで、2026年のレビューでも、臨床エビデンスの不足や製品間の標準化などが課題として挙げられています。そして、抗凝固薬・抗血小板薬などを服用している人は要注意。ナットウキナーゼにも血液凝固・線溶系に作用する可能性があるため、サプリメントを追加する場合は医師や薬剤師に相談したほうが安全ですので自己判断はちょっと危険です。
納豆にはナットウキナーゼ以外にも納豆にはナットウキナーゼ以外にも、ビタミンK₂(MK-7)、大豆タンパク質、食物繊維などいろいろ入っていますから、健康志向に結びつけるのであればむしろこっちに趣を置いた方がいいんじゃかないかしらって言う気もします。血液サラサラを狙うなら一点突破じやなくて納豆+玉葱+魚+野菜がいいんじゃないかなぁ……って、この組み合わせも酒のつまみしゃねぇか。やっぱ酒のつまみって健康食品なのか?
海外にも広まりつつある納豆ですが、欧米の皆様はまだ食べ方を正確に理解されて無い様で、そのまんま器山盛りに食べてる方がかなりいらっしゃってそう言う動画を見ると思わず突っ込みたくなるのは私が日本人だからなんでしょうね。納豆は基本的に御飯と一緒に、刻み葱、ちょっと難しいかもしれませんが生卵入れて『ふりかけ』なんかも入れると美味しいんだよって耳打ちしてあげたくなってしまいます。
私が納豆を食べる理由、勿論美味しいからですよ。大手メーカー様の物も美味しいんですが、地方で独自に作ってる小さなメーカー様のものは納豆本来の風味がして思わず目が覚める事があるんですよ、納豆は発酵食品だからそれなりに癖が有ってその癖を容認出来るかできないか、その狭間が好き・嫌いの枝分かれが発生するんですね。どちらに転ぶかは生まれた土地柄や育った環境に左右されるのでしょうけど、そんな中で育った味覚は、大切に出来るものなんじゃなかって思います、




