184.花を召しませ
食べられるお花を『エディブルフラワー』と言うそうです。日本ではあんまりお花は食べないですが世界に目を向けると結構食べられてるみたいです。で、私が好きなエディブルフラワーは絶対にこれなんですよね。
花粉のピークもなんとか脱して春も過ごしやすい環境に入りつつ有りますが、これからは眠気との戦いが繰り広げられることになったりしません?
私なんか春眠暁なんか知らねぇや的な事になりますんですが、この眠気を堪えてうっつらうっつらしてるのって意外と気持ち良かったりなんかしません?この状況が意外と好きなんです、あの心地よい眠気と浅い眠りの境界線を際限無くふわふわと漂ってるの。
窓の外を眺めれば今年も自宅前の空き地で畑仕事が始まる気配、そこでDIYに勤しむ方などいらっしゃったりもして、春は人の心を動かす季節でもある訳です。植物も一斉に色づいてふわりと花を咲かせてモノトーンの季節は終わりを告げて鮮やかな風景が戻ってきます。桜が去ってしまうのは少し寂しいですが、それ以上の色彩に包まれて、気分も上がってしまいます。
花は虫達にとってのご馳走であり花は虫達が自分の命を運んでくれる重要な存在と言う関係にあることはご存知のとおりです。そして、花を食すのは虫達だけでなく(ま、虫達が花そのものを食べるわけではありませんが)人も食べますよねぇ……しかも花粉を運ぶわけでもなくただ単に食べるだけ。そう考えるとなんだか花に対してすまない気持ちがふつふつと湧いてくるんですが美味しいんだからしょうがないじゃんねぇ。雑食の動物として生まれてしまった性ですよ、人間、色んなものを食べないと体を健全に保てないんどからしょうがないじゃん、感謝を込めて、美味しくいただこうじゃありませんか。
食べられる花と言って一番最初に思いつくのは私の場合『食用菊』かなぁ。実家の青森で暮らしてた時には結構頻繁にいただいてたんですがここ最近はめっきり食べてないんですよ、と言うか埼玉ではあんまり見かけないんですよね。特に茹でた物を乾燥して黄色い板状にしたものをよく見かけたんですがうちの近所で見かけたことは一度も無いですねぇ。乾燥した効果なのか味が濃くなってて、こっちの方が私好きです、麺も一度乾麺にしてそれを茹でた方が小麦感が増しますものね。
私が一番好きな食べ方はシンプルに茹でてからお醤油を少しかけてそこに『味の素』を二振りくらいでいただくの、これをあったかいご飯にのっけて食べるのが更に好きだったんですが、埼玉に来てからこれやってないんですよ。青森県の物産館は東京都内だと『八丁堀の特産品センター』とか『飯田橋の北彩館』、『赤坂 AoMoLink』『有楽町 8base』なんかが有って、私が一番行きやすいのは最寄駅から電車一本で行ける有楽町なんですがそれでも一時間以上かかるもんなぁ……一時間ならいいじゃない?まぁ、そういう考え方もありますね。
お刺身のつまに一輪ついてる菊の花っていうのはたまに見かけたりもするんですが、物価高騰の影響もろか被り状態なのでしょうかここ最近、それすら見かけけなくなってしまいましたね。パック売りされてるお刺身に千切り大根のつますら見かけない最近のスーパーの鮮魚売り場の状況を政治家は憂いる事すら無いのでしょうか。よくよく考えてみると、居酒屋でお刺身の盛り合わせなんか注文すると出て来るのは切り分けられたお魚のみで装飾品が一切無しなパターンが増えてる気がしなくもありません。ま、食べない物をお皿に並べるのは無駄以外の何物でもないという考え方はある意味正解だとは思います。
でもね、日本食は盛り付けられた風景も味なのですよ、無味乾燥に食材を並べるだけじゃ日本食とは言わないと思います。そう言うのは病院食だけて十分ですよ。でもって最近の病院食ってかなり美味しかったりしますんですよ。もう、5年以上前のお話しですが風呂場で器用な転び方をして右足の甲を複雑骨折し、手術後一週間ほど入院した時にいただいた病院食はボリューム少し少なめで酒が飲めないというハンデキャップが有ったにも関わらずとても美味しくて、安静状態であんまりお腹空いてないにも関わら毎回ず完食してましたもの。ちゃんと味が感じられたのは塩分よりもお出汁で食べさせるテクニックがめちゃめちゃ発揮れてたからなんでしょうね。でも、退院してから最初に食べたコンビニ弁当はそれ以上に美味しかったな。うう、身も蓋もありませんね……。
さて、食べられる花は、野菜系・ハーブ系・フラワー系にまたがってとても種類が豊富なんだそうですね。日本ではあまり見かけないんですが『カモミール』はハーブティーやデザートに、青い星形のボリジは胡瓜のような爽やかさで、カクテルや氷に閉じ込めても美しいですし『ビオラ』や『パンジー』はクセが少なく扱いやすい。丸ごと食べられる数少ない花ですし『バラ』は香り高くてジャム・シロップにすると美味しいそうですね。『マリーゴールド』は 柑橘のような香りが有って魚料理やドレッシングに最適だし『サクラ』塩漬けにして桜餅やお茶に入れて楽しむと私ってば日本人って改めて感動出来たり致します。
主菜と言うより付け合わせにする場合が多いエディブルフラワーです、花の見た目がテーブルを華やかにしてくれて正に目で食べると言う言葉がぴったり気がします。春は花がぴったりの季節ですね。目で楽しむのも宜しいですが、思い切って食べてみるって言うのもありなんじゃないかしらんなんて思ったりする今日この頃の季節です。




