求める思い
佳代に連れられて仕事を手伝うことになった俺は
「佳代ちゃん?仕事って言ってたけど、どこにいくの?おばぁさんの畑仕事?」
俺が尋ねると佳代は
佳代「今日はおばぁちゃん畑仕事じゃないよ!ちょっと買い物に他所に出かけてる!これからいくのは別の仕事、にひひ」
佳代はそうゆうと、俺の手を引っ張って走り出す。
佳代のペースで走っていると脇腹が痛くなり体力がもたないと佳代に催促するが、知ったこっちゃないと連れ回される。
そして辿り着いた場所は
村に一つしかないと言っていた病院だった。
佳代に連れられ中に入ると、そこに年老いた病院の先生がいた。
佳代「先生!仕事の手伝いに来たよー!あと助っ人も!」
佳代に紹介されて頭を下げる俺に先生は
先生「おやおや、今日はお手伝いが2人かねぇ、助かるよ佳代ちゃん」
先生がそう言うと佳代が
佳代「先生は診察に集中して!受付はこっちでやるから!」
どうやらこの病院は、先生1人で全部やっていたみたいで、受付に診察を1人でこなしていたみたいだ。
村の人口が少ないとは言え年寄りばかりの村なので、患者は結構いたりする。
それを、同じ年寄りの先生が毎日1人でこなすのは、かなり大変なようだ。
そんな状況なので俺と佳代で、受付の手伝いをすることに
若い男手ってことで、たまに俺が先生の代わりに、患者さんを運ぶ手伝いをしたりと力仕事に関することは色々やった。
程なくしていい時間になったので、作業を切り上げることにした。
先生「佳代ちゃん、ゴンベさん、今日は助かったよ!ありがとうね。あとバイト代はおばぁさんに渡して置くけど、ゴンベさんはどうする?」
と言われて俺は
「居候ですので、全部この子の方にまわしてください。」
と俺はバイト代を佳代の方にまわすよう頼んだ。
佳代「いいの?うちは別に困ってないんだけど」
「タダ飯食らいはさすがにあれだから、少しは家の家計の足しにしてくれよ」
佳代の問いに俺はそう答える
佳代「そんなの気にしなくていいのに無駄に律儀だね( 笑 )」
一言多いっちゅーの( 笑 )
と心の中で思いながら苦笑いする俺
先生「はいはい、そうゆうのは家でやってねおふたりさん」
そう言われて、俺と佳代は顔を赤くする
そんなこんなで先生に挨拶して、俺と佳代は家に帰る。
そんな帰りの道中
佳代「先生にはあたしたち恋人にみえたのかなーー?なんててへっ」
佳代があどけなくそう言うと俺は
「せいぜい兄妹だろ( 笑 )」
俺の言葉に佳代が
佳代「馬鹿っ」
っと小さく返事した言葉を俺ははっきりと聞き取れず、佳代に聞き直したが
佳代「もう知らないーだ!」
とむくれて家まで走っていった。
その後ろ姿を見て俺は
「まだ俺にそんな権利ないよ」
と呟き、佳代の後を追うのだった。




