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殲滅戦記メギド  作者: 松茸
Episode3.ガラハッド
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CodeⅨ:静寂

ーーギーナが眠りについてから、2週間。


 スサノオは片時も離れることなく、ギーナを見ていた。

 殲滅殲滅!と見せていた元気な姿は、欠片も存在していなかった。


 虚無のような時間。


 そこにいるのにいない。

 そんな地獄を感じていた。



 シリウスはスサノオを見に来ていた。


 スサノオはガラハッドを敵対的な目で見る。


 今ガラハッドの一番近くにいるのは間違いなくシリウスだった。

 シリウスがスサノオに会いに来るのも、ガラハッドを近づけては悪い影響が出ると判断してだった。


 何処までも人間らしいマッドのスサノオ。


 罪悪感に苛まれている人間のようなマッドのガラハッド。


 自分はどうなんだと、ギーナに質問できないこの停滞に、シリウスは独白する。



 リリィは毎日見に来ていた。


 いつ拒絶反応が起きるか分からないから。

 本当なら、もう既に起き上がり、話ができるはずなのに…。


 いつ来てもスサノオが見てくれていると分かってはいても、大事な人が失われるのを、もう二度と経験したくない。

 そんな思いで、原因を探していた。



 ガラハッドは申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 ギーナをあの体に変えてしまったこと。

 あの状態にしてしまったことを。


 謝りたい気持ちと、罰せられたいという願いが、ガラハッドの心を確かに蝕んでいた。




ーーギーナはまだ起きない。


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