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殲滅戦記メギド  作者: 松茸
Episode3.ガラハッド
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CodeⅡ:ここしかない

「リリィ、シリウス、スサノオ、私はガラハッドを起こそうと思う」


「………」


「……」


「ママ。ほんとにいいの?

 話したってことは迷っているんじゃないの?」


 正直に言えば、まだ勝てないのではないかと不安は残る。


 だけど、それでは。


「いつまで経っても、起こしてやれないじゃないか。

 武装はしっかりと整えた。

 スサノオも予想以上に成長した。

 準備もした。

 これで二の足を踏み、止まれば、永遠に起こしてやれないと私は思う。

 だから、起こす」


「……ほんとにいいんですね?」


「あたしはギーナの判断に任せることしかできねぇ。

 あたしがガラハッドに勝てるかは…、ちょっと自信ねぇけど」


「ママ。私は反対するよ。

 ママが死ぬ可能性が1%でもあるんだよ?

 ママは知ってると思うけど直せるマッドとは違うんだよ?

 人間なの。どこまでいっても」


 そうだ。私は人間だ。

 だからこそ思ってしまう。


「あそこで眠っているガラハッドをいつまで寝かしておく気だ。

 私が起こさねば誰が起こす?

 居ないんだよ。起こせる者が。

 私は眠り続ける兵器を許容できない」


 スサノオは観念した様子で。


「今回ばかりは止めたかったかな。

 もし、ママが死んだら、追いかけるからね?死なないで。死にたくないから」


 なんて、酷い言葉なのだろうか。

 私はそう考えずにはいられなかった。

 私も酷い奴の一人だから。


 ギーナはアーカージに黄色の液体が入った注射器を入れ、目を閉じて、深く息を吸ってから席を立った。

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