CodeⅠ:日常
『世界は破滅を求めている』
「……ぐぅ…、そうとも。
せ、界は…、今、ま、…さに、破滅に、向かっている。
だ、が、一つ、間違って、いるぞ?
純潔の騎士…、ガラ、ハッドよ…。
いま、世界よりも、先にお前が、破滅に、向かっている」
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「まま!これは何?」
「……デコイーズだ。
私や別のものの偽物を生み出して、相手に誤認させるところから始まった、高機動型ボールだ」
「へぇ!まま!こっちは?」
「……それは電動ドリル。
穴を開けるための機械で、例えば、ネジをはめられる穴を作ったり、解体するときや、地面に穴を開けるのを簡単にするための機械だ」
「すごい!簡単にってところ!」
どうしてこうなった?
起動直後にこの人工マッドは、こう言った。
「まま!ままはなんでままなの?」
なんでなんでは子供の特権であり、それを解決してあげるのは古来より親や大人の役目である。
だから、それはいい。
聞かれるのはいいのだ。
だが、なぜ私をママと呼ぶのだ。
私は作った機械を子供たちとは呼ぶが、ママと呼ばせる趣味はない。
そして一番困る質問として、ままはなんでままなの?などという、陳腐な質問に私は何と答えるべきか。
「……君の生みの親だからだ」
私は何を言っているんだろうか、という言葉を呑み込むことにした。
ーー1日後。
またしてもとても許容しにくい摩訶不思議なことが起こった。
「ママ、質問よ。私の体はなぜ小さいのかしら?」
……答えづらいにも程があるとは思わないか?この時私は、世の母親が凄いことを思い知った。(自身の子供が自分はなぜ小さいの?などとは聞いてこないだろうが)
不思議なのは、このマッドは以前まで子供のような言動をしていたことだ。
なぜ、なぜ大人びている?
流石に成長が早すぎる。
「大きくはできるぞ?」
「ほんとに?正真、違和感が激しすぎて困っていたのよ。
お願いね?リリィさん、ママ」
私はこのマッドを、成長する者・スサノオと名付けることにした。
ーー更に1日後。
私とシリウスに戦闘の仕方を教えてもらっているスサノオを見て、リリィは結論付けた。
子は親に似る、である。
私は誠に遺憾であった。
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ーーとある日の殲滅戦。
「あら、困っちゃうねぇ。
ママ、アイツラママのことを何も理解してないよ。
ママが動いたら、地図から街が消えるのにね?」
スサノオはやれやれといった様子でギーナをママと呼ぶ。
「…そこまではしない」
「嘘ね。一箇所したじゃない。
そこまでのこと。私覚えてるよ?」
「覚えてて偉いな」
「え!?ママがほめた!?うそでしょ!
世界の終わりだわ!!」
「……世界の前にお前を終わらせてやろうか?」
ギーナはデコイーズを取り出し、手で遊びながらスサノオを睨みつける。
「……こほん!
さーて!殲滅!殲滅!」
スサノオが破壊する様をギーナは溜め息を付きながら、眺めた。
リリィはニコニコ。
シリウスは天を仰いだ。
殲滅戦記メギドのキャラクターイメージソングをAIに歌詞を見せて作ってみました。
良かったら聴いて頂けると嬉しいです。
捧げる者・デディケイト:テル
https://youtu.be/_HqPLEuDWcM?si=eFbvCDKp2ICBKGje
探求する者・SEEKER:ギーナ
https://youtu.be/wZ7zxLF2ouc?si=zOwqQdXYZfu13QbW




