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殲滅戦記メギド  作者: 松茸
Episode2.尖閣軍・アルファプラス
19/45

CodeⅥ:大量殲滅兵器・アークデストラクト

 空、ドットとネイターの大群が、私達に迫る。全尖閣軍は合計で、5千弱と言ったところ。対してあちらは混成大群の10万。


 普通に考えれば負け戦。

 尖閣軍の表情が沈むのも分かる。


 ギーナは地上から、言葉を紡ぐ。


「SystemCall・Architect.Drop.

 Armored・Mebius.起動開始」

『SystemCommand・SEEKER.

 Analyze...Complete.ALL.Green.』


「これより、実験を開始する。

 M・Dコントロール.強制開闢.

 〚殲滅システム.メギド〛を実行

【アーク・デストラクト】.『起動』」


 デコイーズが強力な磁気を発し、ギーナを浮かす。

 ギーナは“空中”に足を組んで座り、何もない場所を肘掛けにする。

 無機質な金属音を響かせ、デコイーズが形状を変化させながら、ギーナの周りを衛星のように飛んでいた。


 塵となったデコイーズの一部を右手に集め、形状を再び変化させる。


 ギーナの頭上では、デコイーズが形を変え、砲台が天に向けられる。

 衛星の様に回っていた残り6つのデコイーズ全てが、六角形の砲台にに装着され、ギーナは告げる。


「発射」


 ジュワっと、熱が溶けるような音を響かせて、天へと淡いピンク色のエネルギーが放たれた。


「堕ちろ」


 手を天に掲げて、ゆっくりと振り下ろす。


 直後、天へと放たれた光が幾つにも分かれ、空を覆った。


 飛んでこちらに向かっていた、7万のドットとネイターが、幾つものレーザーによって跡形もなく融解していく。


『聞こえているか?諸君。


 諸君らはこの戦いが、負け戦であり、勝ち目がないと思っているのだろう。


 だが、私はそうは思わない。


 たった一度、手を振り下ろすだけで、一体何体の機械を塵に変えたのだろうな。

 まぁ、少し残っているが、この程度、貴様らならば、余裕であろう?

 先手は打ってやった。


 次は貴様らの番だ。


 まさかできないなどとは言うまいな?

 あの程度もガラクタにできないのであれば、貴様らはガラクタ以下の塵と同然だ。

 貴様らが、優秀なマッドであると、私に示してみせろ!!


 この戦場を!


 奴らの墓場に変えてやれ!!』


 マッド達の歓声。明らかに狼狽えているドット。指示を待つネイター。


 負けはあり得ない。

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