CodeⅥ:大量殲滅兵器・アークデストラクト
空、ドットとネイターの大群が、私達に迫る。全尖閣軍は合計で、5千弱と言ったところ。対してあちらは混成大群の10万。
普通に考えれば負け戦。
尖閣軍の表情が沈むのも分かる。
ギーナは地上から、言葉を紡ぐ。
「SystemCall・Architect.Drop.
Armored・Mebius.起動開始」
『SystemCommand・SEEKER.
Analyze...Complete.ALL.Green.』
「これより、実験を開始する。
M・Dコントロール.強制開闢.
〚殲滅システム.メギド〛を実行
【アーク・デストラクト】.『起動』」
デコイーズが強力な磁気を発し、ギーナを浮かす。
ギーナは“空中”に足を組んで座り、何もない場所を肘掛けにする。
無機質な金属音を響かせ、デコイーズが形状を変化させながら、ギーナの周りを衛星のように飛んでいた。
塵となったデコイーズの一部を右手に集め、形状を再び変化させる。
ギーナの頭上では、デコイーズが形を変え、砲台が天に向けられる。
衛星の様に回っていた残り6つのデコイーズ全てが、六角形の砲台にに装着され、ギーナは告げる。
「発射」
ジュワっと、熱が溶けるような音を響かせて、天へと淡いピンク色のエネルギーが放たれた。
「堕ちろ」
手を天に掲げて、ゆっくりと振り下ろす。
直後、天へと放たれた光が幾つにも分かれ、空を覆った。
飛んでこちらに向かっていた、7万のドットとネイターが、幾つものレーザーによって跡形もなく融解していく。
『聞こえているか?諸君。
諸君らはこの戦いが、負け戦であり、勝ち目がないと思っているのだろう。
だが、私はそうは思わない。
たった一度、手を振り下ろすだけで、一体何体の機械を塵に変えたのだろうな。
まぁ、少し残っているが、この程度、貴様らならば、余裕であろう?
先手は打ってやった。
次は貴様らの番だ。
まさかできないなどとは言うまいな?
あの程度もガラクタにできないのであれば、貴様らはガラクタ以下の塵と同然だ。
貴様らが、優秀なマッドであると、私に示してみせろ!!
この戦場を!
奴らの墓場に変えてやれ!!』
マッド達の歓声。明らかに狼狽えているドット。指示を待つネイター。
負けはあり得ない。




