CodeⅫ:魔改造
乱雑に捨てられた鉱石。
制作途中だった機械生命体のネイター共を分解。
あの鉱石無限変換リサイクル装置を、鉱石回機と名付けることにした。
大量の鉱石。
アンバー粒子を利用し、絶劇スモッグを変換し、施設を鬼のように作り替えていくギーナ。
はしゃいでいたギーナのその背中は、まだ幼い子供なのに、触れてはいけない化け物のようにも見えてしまう。
それでも気にせずに、これは何を作っているのですか?と、リリィはギーナに声をかけた。
「これは、地中形修復装置だ。
壊された壁や、施設を自動修復する装置だな。残念ながら人工知能は搭載されていない。だからこれを壊されれば、修復を行ってはくれないが、地中にあるからな。
そうそう壊れないと思うぞ」
「これか?これは、君の医療道具だ。
主にマッドの修理用だな。
ん?ドットはどうするのか?
やだね。男型は好きじゃない」
「これは道具の自動修理施設さ。
壊れたら、このベルトコンベアに置けばいい。
勝手に流れて、検査機器が物体を写し取り、更に流れていき、修理できるなら素材の節約を行いつつ元と限りなく同じ物を。
できないなら、作り直す機械だな」
「よくぞ聞いてくれたな!
これはMebiusとは別のアーマーだよ!
Mebiusは無限の可能性だが、これは、探求する者を追求したものだ!」
「……リリィ…、少し寝る」
「シリウス!データを取らせてくれ!
いい武器が出来上がったんだ!」
理解できないものも確かにあるけれど、ギーナは自分で作ったものについて話す時。
睡眠を取る時。食事を取る時。
私達と話をする時だけは、子供のような顔をする。
これを見ると余計に考えてしまう。
この世界にとって、人間は本当に必要なのかと。
ギーナが『探求する者・シーカー』としてマッドのように振る舞うのも、人間であるという、嫌悪感から来ているものなのだろうということも、気づいてしまう。
他の人間の話だけは、ギーナは絶対にしないのだから。
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「……やりすぎじゃねぇか?」
殲滅兵器と言わんばかりに、各地に幾つも備え付けられた、アンバー生成無限機関銃。
無限榴弾機銃に、デコイーズが搭載された、自動ドローン。
壁や床にもデコイーズが搭載されているため、DeepBlueの起動も可能。
いざとなった時の絶劇スモッグ発生装置に、停止装置。
明らかにやりすぎである。
「さてどうだろうね。
どうやら、ここが落とされたことが、別の生成所へと伝わったみたいだからね。
プログラムが書き換えられ、全くデータを触れられないものだから、大群で攻めてくるかもしれないよ?」
「…ここを落とされるとは思えねぇ」
「ふふ。楽しみだね?シリウス、リリィ」
シリウスはやはり天を仰いだ。
「今からここは、【アイリス】だ」




