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【完結】腐人に葬る最期の時  作者: モ虐
第Ⅰ章 決意

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8/69

Episode EX1 初恋Ⅰ 20450409

今回を合わせて3回EXの投稿を行います。

前回(episode6)まで読んでからこの話を読んでいただいて、episode7を読んでいただくと本編をより楽しんでいただけるかと思います。

 今日は川越第二中学校の始業式だ。クラス替えに担任の変更など環境が変わりめんどくさい時期だ。


 春央がクラス替えを嫌う理由はただ一つ。唯一の親友夏斗とクラスが離れる可能性があるからだ。そんなことになっては休み時間中のぼっちはほぼ不可避だ。

 夏斗は幼稚園からの親友で小学4年生になったころには気づけば家族ぐるみの付き合いになっていて、お出かけや旅行は一緒に行ったり、夕飯のおかずを交換したり、なぜか家族ラインまで二家族で組んで、もう実質家族だ。


 お互い一人っ子の春央と夏斗は誕生日が4月6日の春央が兄、誕生日が8月26日の夏斗が弟と春央は言い張っているがゲーム以外のすべてにおいて春央は夏斗に負けている。


 夏斗と同じクラスであることを確認し安心したところで、春央は担任がだれかを確認する。担任の先生は去年と変わらず田中先生だった。田中先生は優しくて、授業も面白いため生徒からかなりの人気がある。春央は正直先生なんてどうでもいい。夏斗と一緒であれば。


 下駄箱で靴を履き替えた春央は、「席を確認して提出物を出してロッカーにカバンしまったら教室前廊下集合な。どっちが早くすべて終わるか勝負な!」とだけ夏斗に叫んで逃げるように教室に向かう。

 このためだけにカバンの外ポケットに提出物を入れてあったのだ。出席番号はクラス名簿を見たときに覚えておいたので席を確認したついでに提出物の提出を完了させ、ロッカーにカバンを放り投げ、すべて完了して廊下に出たそのころには、


「やぁ春央君」と夏斗が手を振っていたのだった。夏斗はこんなこともあろうかとカバンの一番外側のポケットにすべての提出物を入れておいて、提出後すぐにロッカーに向かってカバンを放り投げ一発で入れることができた。おかげですべて春央より先に終わらせた。

 春央は完全に弟の掌で踊らされていた。


 そしてもうすぐHRが始まるからと教室で机に座って待つことにした二人だが、席が離れている。その為話すことはできないのだが、夏斗は後ろの席の男子と仲良く話していた。春央の横の女子は…結ばないまま方までかかっている長い黒髪を持つ美少女は間違いなく学年中で人気の二河冬美だろう。この陽キャレベルマックスの人気者と話すのは無理だとあきらめてスマホを取り出した。この学校ではスマホの使用は授業中以外は基本的に許可されている。授業中は黒板の写真を撮ったりすることも認められているため実際かなりスマホに対する規制は緩い。


 そこで春央はいつも勉強よりもやりこんでいるアクションゲーム「BATTLEHEROS」を起動した。ちなみにプレイヤーネームにしているセントという名前は春央の央の字の英語訳であるcentral(セントラル)からとったもののである。ランキング2位にいるのでかなりの有名プレイヤーだと自信がある。そして今日は始まったばかりのイベントステージの1-1からスタートする。

 そして突然冬美が話しかけてきた。「君ってもしかして、セントさん!?」


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