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【完結】腐人に葬る最期の時  作者: モ虐
第Ⅰ章 決意

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Episode EX2 初恋Ⅱ 20450409-20450514

 

「そうですよ…セントです。」と春央が恐る恐る答えると、「やっぱりそうだよねー!パーティーが完全無課金で完全に育成できるキャラで埋められてるし、戦い方が完全にセントくんだったからさー」とまるで春央を知っているかのような口調で話している。


「失礼ですが…どなた?」と問いかけると、


「あっそうか名乗ってなかったね。私の名前はCOCOA。君も知ってると思うなー何回もPVPでなら会ったことあるし。やったー!こんなところにバトヒロ仲間がいたんて!」その名前は春央が知らないはずがないプレイヤー名だった。


 サービス開始からずっと二人はゲームをやりこみCOCOAは課金をがっつりしてPVPメインで。セントは無課金でイベントメインで進め、育てたキャラを使って3か月に一回行われるランキングリセットギリギリで一気にランクを上げることで最終順位2位に毎回入り込んでいた。


 当然そのランキングを上げる作業では後半になるとほとんどCOCOAにしか遭遇しなかった。遅い時間帯にしかやらないためほかのプレイヤーとマッチングできないためだ。たまに勝てたらえげつなくランクが上がったり、ランク差のボーナスで負けても多少はレートを上げてもらえる。その為春央は正直COCOAを勝っても負けてもいい当たりキャラとしてしか見ていなかった。


 そしていつ飽きるかわからないと完全無課金を貫き通してきた春央はネットでは無課金最強プレイヤーとして崇められ、「課金厨なんてへなちょこ」説を加速させたが、実際最強プレイヤーはCOCOAなのでその説を唱えているのは実際には無課金プレイヤーしかいない。


 そしてその後COCOA…いや冬美の「無課金アイテムだけでも強くなる方法」によって2週間でPVPランキング1位に初めてランクインした。その後何度も1位と2位を行ったり来たりしながら戦って初めてここまで真剣に一緒にゲームができる仲間ができた。夏斗もバトヒロをやってみたものの大してうまくなかったか、はたまた春央が強すぎたか、一切春央に歯が立たずあまり面白い勝負にならなかった。そんな中唯一対等に渡り合うことができる存在に出会えた。


 当然課金せずに課金厨最強に勝てる男なので課金すれば無敵といっても過言にならないレベルで最強になるのではないかと考えたが、そうすれば今まで課金を渋ってきた意味がなくなる気がしたし、無課金プレイヤーの心を折る結果になるのは見えていた。なので課金はせず、無課金最強として君臨した。


 そして彼らが出会ってから1か月と5日がたった。実はあの二人が付き合ってるんじゃないかという噂が立つぐらい仲が良くなった二人は、今日も屋上で昼休みに二人でゲームをしていた。対等に…「やったーまた勝ったー!この子強すぎでしょ~」いや、冬美が連勝していた。「課金アイテムで一瞬で育成してたもんな―」と春央はうらやましそうに言った。

「なぁ冬美、」と春央は話しかけ、何?と問いかける冬美に春央は思いを告げた。

「好きだよ。俺と付き合ってほしい。」


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