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【完結】腐人に葬る最期の時  作者: モ虐
第Ⅰ章 決意

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6/69

Episode 5 仲間 20%*&8?4

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 撃っても撃ってもきりがねぇ。


 千秋はレオンの分身を撃ちながら考えていた。まだ入り口付近だ。引き返すのは簡単。でもそうすると俺に一切のメリットがない。


 見つけたはずのワクチン持ち逃げの犯人は逃がしてしまうことになり、せっかく見つけた〈怠惰〉……レオンだったか?も逃げてしまうかもしれない。そうすれば支部長も、俺を解雇する口実を見つけられるはずだ。もうデメリットしかない。


(いや、でもこれなら〈怠惰〉を殺せるかもしれねぇ)


 そう考えて千秋は体育館から一時脱出した。当然春央に怪しまれないように、何か作戦があると感づかれては困るので「クッソ、こんなんじゃいつまでたっても死なねぇ。しょうがねぇな。」とだけ言って逃げるふりをしておく。


 そのまま俺は体育館のステージに一番近いドアへ向かう。すぐそばに階段があり幕もあったためレオンや分身体からもうまく見えないようになっていた。


 そして足音を殺してレオンの心臓が狙える距離へ近づく。


 この二年間で気配を消す力は完璧に習得できた。今ここでそれを完全に発揮する。そして20式5.56mm小銃を構えてレオンをめがけて射撃した。

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「千秋!」


 春央は思わず叫んだ。逃げたと思っていたはずの千秋が実は背後から奇襲するために裏からもぐりこんだなんて思いもしなかったからだ。


「これで任務も達成できたし仲間だな?ちょっと休憩したらこの面を近くの支部にもっていって…だめだ俺捕まるわ。いや、千秋!ここでお前の出番だ―」


 仲間として最初のお願いをしようとしたら、

「行くわけねーだろ自分で生きやがれ!てかとどめ刺したのが俺だとはいえ結局お前災害級を倒した救世主だろうが!目的話せば謹慎処分で済むだろ!」


 と必死で千秋が必至で拒否する。


 まぁそれはいいとして、そう言って面を持ち上げて手に持っている春央をみて、千秋の入ってきたドアからまた別の面をかぶった男が入ってきた。


 男は堂々と入ってきてステージまでジャンプして乗ってきた。ニンゲンとはかけ離れた身体能力だ。


 そして春央の持っていたレオンの面をさっと取り上げてさっき入ってきたのとは逆のドアからその男は出て行った。


「もうここまでたどり着いたか。レオンを倒せたか。

 春央君にはいつも驚かされてきたけど、これは予想外すぎたな。」

 春央と千秋はその言葉にも、突如取られた面についても一切の違和感を感じることはなかった。


まるでその男が存在しないかのように。




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