Episode 46 〈十腐〉VS〈十腐〉Ⅳ 204809030515WITA
「こんな戦い全く経験がないから戦いづらい…」
「「大丈夫か?無理だけはするな。どうしても離脱したいなら言え。我々でどうにかする。」」
「いや、まだ大丈夫だけどお前ら2人で戦わせる気なんてみじんもないからな。」
「よそ見してたらどうなっても知らないぞ!」
その声と同時に、兄妹腐人の体が空港の窓を突き破って先ほどのラウンジ近くに入っていく。
春央が降り立ったころには、パンダが兄妹腐人の首を絞めていて、面は地面に転がっていた。
「春央!面を回収しろ!そして俺たちのことはいいから逃げろ!」
春央はすぐに面を回収し、自分のポケットに片方ずつ入れていく。
「ふざけんな!友達じゃなかったのかよ⁉助けるに決まって――」
「「お前達じゃパンダには勝てな――」」
という言葉を最後に、パンダによって殺された兄妹腐人の体は灰になって散っていった。
「クッソガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ‼‼」
「なんだよ〈忍〉殺し。もうお前に俺を倒す術なんてないんだよ。あそこでおとなしく逃げていたらいいものの―――」
「夏斗、〈怠惰〉の面をつけて能力宿したら即行〈統合〉だ。」
そういうと春央は〈憤怒〉の面の力を宿すとすぐに面の右側を夏斗に渡し、春央は唱える。
「〈統合〉」
やっぱり春央は人(?)の話を聞く気がない。もう『だろうか』という言葉は必要ない。
言い切ることができる確信を持てるほど、春央は人の話を聞きません。
冬美は将来大変になりますよ。
「そんな魔法を使ったところで、俺に勝てるわけがない。」
「「それはどうだろうな…〈憎悪悪魔之始祖・擬態〉」」
「「何か名前があった方がいいか…ハツト。それが俺の、いや、俺達の名前だ!」」
全身が黒くなった春央と夏斗。そこに今まで以上に濃い紫の模様が全身を走る。
そこでハツトはこれまでで一番の発想の機転で、パンダ討伐作戦を開始することにした。
「「さぁ、即席のものだから正直心もとないが、作戦実行だ。」」




