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【完結】腐人に葬る最期の時  作者: モ虐
第Ⅱ章 ングラ・ライ国際空港

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Episode 45 〈十腐〉VS〈十腐〉Ⅲ 204809030512WITA

 


「パンダに第七の指があるっていうのは知ってたけど、こんな感じで爪は生えてなかったはずだ。きっと古来はこんなんだったんだろうってことなのかな?」

「適当なこと言うんじゃねぇぞー」

「今ググったけどそんなことはなさそう。多分魔法によるオリジナルな感じだね。」


「「戦闘に参加してないからとはいえ緊張感なさすぎはしないか?」」

「そうだな。マジでそう思う。」


「〈風域操作〉」パンダは風を操作し空を飛び逃げるつもりのようだ。

「「逃がすか!春央、ついてこい!〈立方体の(ウイング・オブ・キューブ)〉」」

「わかった!〈翼浮遊〉!」


「しつこい奴らだな…〈風斬(エアスラッシュ)〉」

 パンダの手から、三日月の形をした風の塊が飛んでくる。

 春央と兄妹腐人は攻撃を避けたが、そのかわり、避けた先にあったガラスが思いっきり切断された。


「〈風斬〉」

 兄妹腐人が立方体の群れを出して攻撃を相殺する。


「〈風斬〉」

 春央が〈能力喰い〉で攻撃を飲み込む。


「あぁもう!攻撃全部をうまいことかわしやがって!〈土砂噴射(パウダーブレス)〉」

「〈風障壁(ウインドカーテン)〉」


 パンダが放ったのは土を風に乗せて飛ばすという魔法。

 土と風の基本魔法さえ習得できれば誰でもできるような基礎魔法の重ね技だ。

 おそらく、パンダは怪力と体力が取り柄で、魔法に対する適正はそれほどないのだろう。


 土魔法や風魔法は魔法の中でも比較的扱いやすいものだ。

 土、風元素の魔法はそこら辺で放っても何も問題はないが、水、炎、雷、木、氷、聖、魔元素の魔法は使い方を間違えれば民間人に危害を与えかねない。

 そういった点を考慮すれば何も考えなくてもいい土や風の魔法は簡単なのだ。


 そうでなくても魔法に不慣れだったり、もともとパワーがありすぎるパンダに魔法でさらに力を与えて腐人王にとって不愉快な状態を招かないためにもこの程度がちょうどいいのだろう。


 そんなことを考えていた春央は慣れない空中戦をしているためか、徐々に疲労感を感じてきていた。



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