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【完結】腐人に葬る最期の時  作者: モ虐
第Ⅱ章 ングラ・ライ国際空港

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Episode 42 振り返れば〈十腐〉がいる。 204809022310WITA

 


 14時間。

 動画サイトでアニメをノンストップで見ようと思うと、1クール12話とする場合、等倍速でも、42話(3クールと半分ほど)1.5倍速なら53話。(4クールと少し)2倍速なら84話。(ピッタリ7クール)も観ることができる時間なのだ。


 そんな時間を謎の討論に使い全員の体力はほぼなかった。


「「なんでこうも無意味な争いを?」」

「それは俺もわからねぇ。」

「まぁ、喧嘩するほど仲がいいっていうし」

「だとしたら仲良すぎだね。」

「ほんとそうだよ。これ、仲いいとかいうレベルじゃない。」

「イヤ、この場合、それのことわざは多分意味が違うネ」


 そんな軽いやり取りをかわしつつ、春央達は空港を後にする。


 今回もホテルを予約してあったのだが、今回は部屋割りを変えることにした、

 3部屋あることは前回と同じで、1部屋目は、春央、夏斗、ニクロム。2部屋目は千秋、ター。3部屋目は、冬美、エアル。

 今回の旅はかなり体力を損耗したのでみんなすぐぐっすりと眠りについた。

 春央は〈睡眠不要〉という魔法があるが、寝ようと思えば一瞬で眠ることができた。


 翌日。きょうも19時間移動という頭のおかしいスケジュールなのだが、時差の都合で、やっとヴェネツィアについても、現地時間では朝6時でしかないのだ。


 保安検査場を通り抜け、ラウンジで待っていたら、ドオォォォォォン!!と、かなりの豪音が響き、砂埃が舞う。


「「「「「「「嫌な予感しかし(ない)(ねぇ)(ネ)!」」」」」」」


 その予感は的中した。

 そこにいたのは愛くるしい動物の姿をしているのに中身は全く愛くるしくない、あの〈十腐〉の、クマネコパンダだった。


「よぉ、双子ちゃんたち!腐人王様裏切って腐人狩人に肩入れしてるって噂はホントっぽいな。」

「我々は腐人王様を裏切ったわけではない。そして彼ら腐人狩人には我々が心置きなく死ぬために人探しを手伝ってもらってるだけです。」

「人探しってのはあんたらの家を燃やしたあの連続放火犯か?」

「私たちがそれ以外に人探しする人なんていないしね~ん」

「見つかるとでも思ってるのか?」

「「あいつはまだ捕まっていない。確実に捕まえて我々で殺す(のよん)」」

「腐人狩人と共闘するというのなら、こちらも容赦しないぞ。」






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