Episode 41 再び移動 204809021032IST
3人に事情を説明し、〈十腐部隊〉への加入は快く合意してもらえた。
梅雨川に電話をかけると、二つ返事で「え?あぁ、いいよ。腐人側の情報に精通している仲間が増えるのはいいことだよ。」
と了承してくれた。
メンバーはともかく、梅雨川に関しては総監としてもう少し警戒する心というものを持ってほしい。
今回は6人(エアルとニクロムは再び合体したので5人)で移動。あれ?戦争激化するんじゃね?いやいや、そんな馬鹿な、
と思いつつ今回こそまともな空の旅を楽しめるといいなと期待しながら、ちゃんと保安検査を受けて飛行機に乗り込む。
そこにはなんと、ターがいた。
「アァ!春央クン達!1時間半ぶりネ!」
と、まったく再会感ゼロな雰囲気を出していて、感動の再開(?)を台無しにしてくれた。
「なんか、『薄っぺらいのお別れ』の時の話した時間トータル1時間未満のくだりとか、今回の1時間半ぶりの再会とか、別れと再会ってこんなに薄っぺらくていいのかほんとに疑問に思っちまうんだが?」
「千秋、ナイスツッコミ。」
「まぁ、松尾君の言ってることが初めて理解できる気がする。」
「お前今まで俺が何言ってるかわからなかったのか⁉」
「冗談だよー!そんなわけないじゃん。」
「「このノリについていける気がしない。そしてこのガイド、ほんとに出会って間もないとは思えないんだが?」」
「まぁすぐに慣れるって。」
そんな他愛のない話をして、飛行機内は平和に…ものすごく平和に過ごすことが…できなかった。
「やっぱカレーって、チキンカレーだと思うの。」
「まぁ俺もそう思う。」
「何言ってるの春央君。確かにおばさんの作るチキンカレーがおいしいのは分かる。僕もそれ食べて育ったわけだしね。ただ、ポークカレーがうまい。うちの母さんポークカレー作ってたでしょ?ていうか春央君も食べてたでしょ?」
「は?何言ってんだよカレーはビーフに決まってんだろ。」
「イヤイヤ、カレーはナンつけて食べるのが一番イイにキマッテルネ。」
「「正直おいしいものが食べれたらなんでもいい。」」
最後のは事情が事情なので非常にツッコみづらい。
しばらく沈黙が流れるが、「「笑うとこなんだけど」」という声には、
「「「「「笑えるわけない!」」」」」と全員が全力で突っ込んだ。




