Episode 19 「ふざけるな」 20480828203
M134機関銃、通称ミニガン。平均毎分3000発(毎秒50発)も乱射できるバケモノを絵に描いたような最強の銃で、殺傷力も破壊力も連射力もとても高いため軍事兵器として使用されることが多かった銃なのだが、デメリットとしてかなりの数の弾丸を一気に消費してしまうこと。
それをカバーするために千秋はミニガンを取り出した大きなバックパックとは別にもう一つかなり大きなバックパックを取り出し持ってきた。
バックパック給弾システムという言葉を聞いてことはあるだろうか。バックパックにたくさんの弾薬を詰め込み銃と接続し大量の銃弾をばらまくための発明で、進化に進化を続け現在では1万5千100発(平均5分2秒分)もの弾を一気にばらまけるようになった。
さすがのライオスでも50発を防ぐことはできないだろうと考えたのだ。
「先輩、お待たせっス。ミニガン取ってきたっス。これで勝てるっス。」
「あぁ。ここはお前に任せる。」
ミニガンを見たライオスは
「どうした?機関銃か何か?前に試されたことがあるがの、毎秒10発前後しか打てないようではわしの面の持たせてくれておる常時発動型能力である〈瞬発力〉と〈筋骨隆々(マスキュラ―)〉によって大半は避けるかつかむかして対処してやるわい。」
その言葉で、千秋の心に火が付いた。
「じゃあ試してみるか!お前が無様に死ぬか、お前が格好良く死ぬか、どっちだろうなぁ!」
「ふざけるな若造!わしを倒すなど〈傲慢〉が過ぎるぞ!」
「なら俺は〈傲慢〉で構わねぇ!でもあんたの方がもっと〈傲慢〉だなぁ!」
そう言って千秋はミニガンのトリガーを引くと勢いよく弾が飛び始めその後勢いが増し始めやがてそのスピードも安定し始める。
照準はもちろんライオスの心臓。〈筋骨隆々〉でもどうしようもないレベルの猛攻に体のあちこちがダメージを食らっているように見える。
狙いを定められたので心臓のあたりにダメージが集中する。ライオスの体が修復を始めるまでに新たなダメージを与えることでじわじわ削れている。
そしてそのまま心臓を貫き、ライオスはそのまま灰となりこの世から消えていった。
〈怠惰〉、〈憤怒〉、〈嫉妬〉、〈傲慢〉。すべての〈四肢〉が倒されてこの国(日本)から腐人による脅威の大きな部分が消えた。
エルザが倒されたことを知らない千秋は祇園に向かうための準備を始める。バックパック給弾システムの予備のバックパックを持ち出し、さっき使ったバックパックに関しては弾薬の補充を部下に頼んでおく。
誰も気づくことはなかったが、ライオスの面を千秋が回収しても、夏斗が面を回収しようと現れることはなかったのだ。
時刻は20時3分。彼が祇園に到着するにはあと2時間ほどだろうか。
申し訳ありませんが来週は2回ともEXの投稿となってしまいます。




