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【完結】腐人に葬る最期の時  作者: モ虐
第Ⅱ章 襲撃

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Episode 17 「傲慢だ」 204808281945

 


 千秋と太田の前に現れたのは世界一のボディービルダーでもびっくりするレベルの筋骨隆々の大きな男だった。


 試しに3発ピストルから球を放ってみる。彼は何事もなかったかのようにすっと避けてさらに残りの2発は手で受け止めた。


「貴様らのような人間が我ら腐人に勝てるとでも?体の修復は自由自在だし、心臓さえ攻撃されなければいいだけのこと。さらにこちらは魔法だって存在する。

 体はすぐには治らないし、心臓以外の場所も攻撃されれば痛いだろうし魔法も使えない。」


 さらに一呼吸おいて、

「貴様らが〈屍〉を潰そうとするなど、傲慢だ。お前らが〈屍〉を潰す前に、その左腕である〈傲慢〉のライオスが叩き潰してやるわ!」


「これは人外とかいうレベルじゃねぇだろ!確実に〈四肢〉最強は〈憤怒〉じゃなかったろ!」

「いや、憤怒はすべての攻撃を返せる。心臓を刺されたらお前も心臓を刺される。そんな能力だ。今回は超パワーといったところだろう。別に〈憤怒〉の方が弱いということはないはずだが。」


 そういう千秋の言う通り四肢としてはかなり強い方だが、足は正直対処法さえわかれば簡単に対処できる敵だが、腕は対処法すらつかめない。〈憤怒〉(リズ)は春央の機転で腐人化から対処という荒業で対処できたが今回も同じ手というわけにはいかないだろう。


 そもそも今回は彼の傷口がどこかわからない。

 今度はライフルでマガジン(注: 弾薬をあらかじめ装填しておくための容器。銃器に装着し、中の弾がなくなるとマガジンを入れ替えたり、その後からのマガジンに弾を詰めなおしたりもする。)の中にある弾丸を使い切るまで撃ち続けてみた。30もの数の弾丸を撃ったはずなのに今回も避けるか手ではじくかといった化け物級の対応を示す。


 このままではコイツを倒せない。祇園(あっち)はうまくいっているだろうか。

 もし春央達が祇園で〈四肢〉を倒すことができたらこちらに帰ってきて応援として駆けつけてくれるかもしれない。


 だが現在の時刻は20時を回っている。応援に来るとしてもそのころには日付が変わっているだろうか。


 正直この手段はあまり使いたくないのだが。

「支部長!アレとってくるから時間稼ぎ頼むっスよ」


 と言って、普段背負っているバックパックを取りに事務所の自分のデスクに急ぐ。

 そしてバックパックの中身を取り出し、もう一つそれより大きなバックパックを取り出しすぐに戦場に戻る。


 取り出したのは、平均毎分3000発(毎秒50発)もの弾丸を発射することのできるバケモノを絵に描いたような機関銃M134、通称ミニガンだった。


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