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【完結】腐人に葬る最期の時  作者: モ虐
第Ⅱ章 襲撃

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Episode 16 「羨ましい」 204808281928

 

 春央達が京都に着いた翌日。「祇園と川越を同時に襲撃する計画」と言われても祇園のどこを警備すればいいのか全く分からない。一応祇園の名所という名所は祇園支部の人間が守っているらしいが、ここは応援としてきた者の使命としてどこか警備させてくれないかとお願いしたところそれならとどこもちゃんと警備はしているが一番手薄になってしまっている四条大橋を警備してくれないかと頼まれた。


 春央と梅雨川(さらに夏斗の持っていた面で隠れている冬美)はそこにいた祇園支部の公安狩人である片桐駿(かたぎりしゅん)服部桐亜(はっとりとうあ)と合流して戦うことになった


 冬美はこっそりそこにいることで緊急時の伝令係をしたり、負傷者の救護に回ったりなどと戦力ではないにしろ陰で動けるため連れてきたのである。


 ないとは思うがもしもこの祇園への襲撃が陽動で川越に相手が本気で襲撃にかかって来た場合は急いで川越に向かう作戦になっている。


 だが逆にこちらに〈四肢〉が2体現れたり、何なら同時に夏斗が攻めてきたりしても俺たちは歯が立たなくなる。

 その場合は川越チームが祇園に移動することになる。


 だが、たとえ夏斗の戦闘能力が化け物でも、たとえ彼が魔法を使おうとも、春央は夏斗をどうにかして倒す手段を見出さなければならない。


 その手段として夏斗の仮面があるのかもしれないが、果たして魔法を使うという彼に魔法の面が効くのかどうかも怪しい。能力阻害魔法(アンチスキルマジック)のようなものを使ってくるかもしれない。


 さらに彼との決戦の時に使う最終手段に取っておかないと部下である〈四肢〉に記憶の矛盾を指摘された場合二度と仮面の能力が使用できなくなる可能性が浮上するので面は使わないことにして、リズの面を着けた。


 そして時刻は19時28分。その時現れたのは黒く長い髪を下げ、黒を基調としたドレスのような服を着た子供っぽさを隠しきれない少女だった。


 ここにいた全員が思った。そして口に出してしまった。

「「「「「ロリじゃん。(でしょ)戦えないじゃん。(でしょ)」」」」」


 一人だけ語尾が違って冬美が恥ずかしがるもその声がそもそもそのロリに届くことがなかったと気づき安心した冬美だったがそれもつかの間、


「誰がロリよ!立派なレディよ!な…いや、〈頭〉様がそう言ってくださったんだもの!」

「じゃあお嬢ちゃん、名前は?」と完全にふざけている梅雨川。馬鹿だろ。〈四肢〉だろ。

 今夏斗って言いかけたろ。〈頭〉って言いなおしたの、よりダメだったぞ。


 と春央の読みは間違ってなかった。。


「私は〈四肢〉の右足。〈嫉妬〉担当のエルザよ。というか、そこのあなた、リズの面を持っているのね。働かざる〈怠惰〉な者が〈頭〉様の作った面をつけられるなんて、」

「羨ましい。」ロリはやっぱり子供っぽさを隠しきれなかった。



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